早稲田大学文学部ってどんな学部?現役在学生に聞いてみた授業や入試のリアル
こんにちは!イクスタ編集部です!今回は現役在学生による早稲田大学文学部の紹介です!
高校生って大学のことについて知る機会は意外と少ないですよね。「早稲田大学文学部に興味があるけどどういう学部なのかあまりよく知らない...」という高校生のために、今回は実際に早稲田大学文学部の現役在校生に話を聞き、内容を記事にしてまとめました!
リアルな在学生の話を聞ける機会はなかなかないと思うので、ぜひ参考にしてみてください!
◇目次◇
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4. 早稲田大学文学部のコース
早稲田大学文学部の入試について
早稲田文学部の入試難易度
【偏差値】
偏差値は早稲田大学のほとんどの学部と同じで、早稲田文学部も65ぐらいです。一般的には私立文系の中で難関の大学言われることが多いです。文学部系統では慶應と並んで私立では一番難しいです。
【倍率】
倍率は一般入試でおよそ6倍、センター入試でおよそ3.5倍です。私立の中では高い方ですが、経済・商学系統よりは低くなっています。
早稲田大学文学部の入試科目
一般入試の場合は、外国語・国語(古典も含む)・地歴(日本史Bまたは世界史B)の3科目となります。国語の配点が高いのが他の私立文系とは異なるので、受験する際には注意です。また漢文も出題されることが特徴です。
早稲田大学文学部の学部紹介
文学部では主に語学を中心に学ぶことになります。英語だけではなく、1年生の間は自分で選択した第二外国語を学び、2年生からも自分の学びたい語学をいくつでも選択することができます。2年生からは自分が進んだコースの科目について勉強します。
早稲田大学文学部のカリキュラム
授業の組み方
1年生の間は語学などの必修科目が多く、自動登録で曜日や時間が指定されてしまうので、受けたい授業とそれらが重なってしまって思うように時間割が組めないこともあります。
また、教師を目指す場合は教員免許を取るために教職の授業を取らなければならないのですが、この教職も必修科目と同じく曜日や時間が指定されてしまう上に授業数も多いので授業を組むのが大変です。
2年生からはコースに分かれるのですが、コースでも必修科目があるので(コースによって必修科目の数は異なりますが)、自分で上手く調整することが大切だと思います。
どんな授業を取ればいいか
1年生の間はとにかく必修科目である語学を中心に考えて、予習・復習・課題などの時間を確保するために、なるべく課題などが少ない授業を取るのが良いと思います。
2年生では、自分の進んだコースの科目に関連する授業を取って更に理解を深めるのも良いですし、逆にコースの科目とはあまり関連のない授業を取って新たな知識を学ぶのも良いかと思います。
早稲田大学文学部のコース
そもそもコースとは?
文学部では2年生から「コース」に分かれます。
コースとは、2年生から4年生までの3年間、1つの科目について学び追求するものです。他大学で言う「ゼミ」と一緒です。
4年生では自分が進んだコースの教授に卒業論文を担当していただきます。これが文学部のゼミになります。
コースは他学部で言われている一般的なゼミというものよりは人数が多いので、交友関係も広がりますし、卒業論文を担当していただきたい教授を2年生のうちからじっくり考えることができます。
どんなコースがあるのか
それぞれの語学のコースをはじめ、心理学、社会学、教育学、美術史系、哲学系、史学系のコースなど全部で17コースあります。
各コース定員が決まっており、希望者が多いコースの場合は1年次の成績順に成績の良い学生から選ばれます。第1希望のコースに進めなかった場合は、残っているコースの中から決めなければなりません。
やっと受験が終わって勉強から解放されたような気持ちになるのもわかりますが、1年生の間から勉強して良い成績をとっておいた方が選択肢は広がると思います。
どんなコースに入ればよいか
将来何をやりたいかが決まっている方は、そのことについてより深く学べるコースに入るのが良いと思います。
まだ決まっていない方は、自分が興味のあることについて学べるコースに入るのも良いですし、卒業論文を担当していただきたい教授のいるコースに入るのも良いと思います。
ですが、選んだコースの科目を3年間学び、卒業論文もその科目に関することを書かなければならないので、友達や先輩などから情報を聞いたり、1年生の間に開かれるコースガイダンスに参加したりして、じっくり考えて決めましょう。
早稲田大学文学部の授業料について
授業料は年間およそ110万円です。教科書代は別途かかりますし、特別授業のなかには聴取料などがかかる授業もあります。
早稲田大学文学部の奨学金について
奨学金については、ホームページをご覧いただくのが良いかと思いますが、基本的には他学部と変わりません。様々な種類があり、条件なども異なるので、自分でしっかり確認するようにしましょう。
早稲田大学文学部の就職について
どんな職に就く人が多いのか
就職先については、公務員、金融業界、メーカー、サービス業、出版業、マスコミなど様々です。語学や地歴の教員免許も取ることができるので、教師になる人も多いです。
実際に就職した人に聞いてみた
文学部の日本史コースを卒業して、現在社会人1年目の先輩にお話を伺ったところ、文学部で学ぶことは法学部や商学部、政治経済学部などとは違って、実務で使えることではないので、就職活動の時にアピールしづらかったそうです。
企業側にもそういう風に見られてしまうようです。ですが、大学生活を満喫できたという意味では文学部で良かったし、学部というよりは早稲田大学という大学でしっかり勉強できたことが自信になったと仰っていました。
早稲田大学 文学部の対策法
自分の勉強スタイルを早めに見つける
勉強の仕方は本当に人それぞれです。
塾に通って塾の自習室などにこもって勉強する人もいれば、学校に行って先生に質問しながら勉強する人もいますし、家にこもって勉強する人もいます。
勉強する時間も一般的には朝型が良いと言われていますが、私は完全に夜型(深夜)でした。また、一人で勉強するのと友達と勉強するのとでも全然違うと思います。早めにいろいろ試してみて、自分に一番合った勉強の仕方を見つけてください。自分に合った環境やリズムで勉強することが大切です。
周りの人達を思いながら受験勉強をする
受験期間中はどうしても周りと比べて落ち込んでしまったり、焦ったりすることもあると思います。
もちろん、そのような気持ちになるのもわかりますが、自分がどこまで頑張れるかが大切です。自分が勉強にかけてきた時間やこれまでやってきたことを信じてください。
自分の人生のことではありますが、支えてくれた人たちのことも想いながら、その人たちに恩返しをするような気持ちで臨むのも良いと思います。
とにかく、模試の結果が悪くても、成績が伸びなくても、なかなか合格がもらえなくても、諦めずにポジティブに考えて、今の自分にできる最大限のことをやりましょう。ありきたりなことしか言えませんが、頑張ってください。
*この記事は早稲田学部特集の記事です*
早稲田学部特集では早稲田の各学部について学部の紹介しています。
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