早稲田大学スポーツ科学部ってどんな学部?在学生に入試や授業のリアルを聞いてみた
こんにちは!イクスタ編集部です!今回は早稲田大学スポーツ科学部についてご紹介していきます!
高校生って大学のことについて知る機会は少ないですよね。「スポーツ科学部に興味があるけどどういう学部なのかよく知らない...」という高校生のために、今回は実際にスポーツ科学部の現役在校生に話を聞き、その聞いた内容を記事にしてまとめました!
リアルな在学生に話を聞ける機会はなかなかないと思うので、ぜひ参考にしてみてください!
◇目次◇
早稲田スポーツ科学部の入試について
難易度(偏差値と倍率)
偏差値は60前半です。スポーツ関係の学部では、全国トップクラスです。倍率は、5倍前後といったところです。
早稲田スポーツ科学部の入試科目
一般入試は、外国語、国語or数学、小論文です。この他に、センター利用入試や各推薦入試が実施されています。どの入試方法で受験するのかをしっかり判断したうえで、対策したほうが良いです。時期や手続き書類も様々です。
早稲田スポーツ科学部の学部紹介
何を勉強するのか
スポーツを中心に幅広く教養を身に付けます。文理問わず学べることが大きな魅力のひとつと言えるでしょう。二年次より、コース別になり各自が学びたい分野に特化したコースに所属することになります。スポーツをする、見る、支えるなど様々な視点からの授業が展開されています。
学科とかはあるの?
学科はありませんが、上記した通りコースが存在します。具体的には、医科学、健康スポーツ、トレーナー、コーチング、教育、ビジネス、文化の7つです。以下ではそれぞれのコースについて簡素に説明していきます。
運動のメカニズムについて学べる「スポーツ医科学コース」
スポーツ医学からスポーツ生理学、スポーツ心理学などスポーツに関する様々な分野を勉強し、人間の体がどのようにして運動を行っているのかを勉強していきます。
スポーツの身体的影響を研究する「健康スポーツコース」
健康スポーツコースではスポーツをすることによって体にどういう影響を及ぼすかというのを勉強するコースです。自然科学系をメインに広範囲の分野を学んでいきます。また、知識をインプットした後は生活の中にどうやってスポーツを取り入れたら生活の質が向上するかを考えていきます。
トレーナーを目指す人におすすめの「トレーナーコース」
スポーツ医学の基礎知識から、どうやったら怪我を予防できるのかの方法論を研究していきます。リハビリテーションやトレーニング、コンディショニングなど様々な分野を学び、学問の視野を広げ、具体的な予防法を考えていきます。
コーチーを目指す人におすすめの「スポーツコーチングコース」
アスリートの人たちがどうやったらパフォーマンスが向上するのかをコーチングの理論から研究していきます。スポーツスキルの構造と向上の仕組みを基礎から勉強し、トップアスリートを育てるための具体的方法や技術・戦術分析法などを考えていきます。
教育でのスポーツの意義を研究する「スポーツ教育コース」
子供たちにスポーツの素晴らしさや楽しさを伝える教育者になるために、スポーツ科学に関する知識と指導技術を学んでいきます。将来は先生となって子供たちにスポーツを教える立場になるために、より良いスポーツ教育論を研究していきます。
スポーツを商材としたビジネスについて学ぶ「スポーツビジネスコース」
スポーツに関する幅広い知識を習得しながら、マーケティングや社会調査を通してスポーツビジネスについて研究していきます。スポーツを世の中に広めるために、メディアやイベントなどで活躍できるような人材の育成を目指しています。
スポーツの歴史について学ぶ「スポーツ文化コース」
スポーツの変遷について学び、時代時代でスポーツがどのような意味を持っていたのかを研究していきます。人文科学・社会科学を学びながら、スポーツが人間にどのような影響を及ぼしていたのかを問い、新しい見地を見つけていきます。
キャンパス、施設について
スポーツ科学部には、所沢キャンパスと東伏見キャンパスが存在します。一年生は、所沢キャンパスが中心でそれ以降はコース(ビジネス、文化)によって東伏見キャンパス中心になる場合があります。また、体育会の活動拠点である為にどちらのキャンパスも運動、研究施設は素晴らしいです。生徒も多くの体育会生が所属しているために、オリンピック選手やTVで見るような選手がキャンパスにいることも珍しくありません。また、一緒に授業を受けることもあり得るのが楽しみのひとつです。
学部生の雰囲気について
スポーツ科学部は全体の人数が少ない為に自然と知り合いが増えていきます。また、体育なども必修で取る必要があるために、他学年との交流も盛んです。体育会生が半数近く在籍し、何かに夢中になっている生徒が多い為、お互いに刺激を与えられるような存在が身近にたくさんいます。
全体を通して、活気あふれた学部と言えるでしょう。
早稲田スポーツ科学部の授業について
授業の組み方
一年次では、学部コア科目(必修科目)を中心に履修することになります。また、週に一限だけ(年間)教養演習という必修科目があります。中高で言うところのホームクラスのようなもので、担当の教授がつき大学生活の基礎となる知識を学びます。各クラス30人強で、学年で12クラス存在します。
二年次以降では、選択したコース科目を中心とした履修になります。コースが決まったからと言って、他コース科目が履修不可能にはならず、むしろ他コース科目も卒業単位に含まれている為、自然と他コース分野にも触れることとなります。
どんな授業を取ればいいか
一年次は、とにかく必修科目を取ってしまうことが大切です。最初の一年で、基本単位を取得できた場合は自分の興味ある授業を中心に履修が可能となります。全学部共通のオープン科目も卒業単位に含まれる為、興味ある授業を履修する生徒も多くいます。二年以降は、コース科目を中心に履修を組むことになります。
早稲田スポーツ科学部のゼミ
そもそもゼミとは?
ゼミは卒業必須単位の為、全員が所属します。また、卒業論文も卒業必須単位の為に全員が取り組みます。
どんなゼミがあるのか
それぞれのコースに特化したゼミがあります。特に先生やトレーナーなど資格を必要とする職業に就く生徒は、ゼミなどでも試験対策などを行っているようです。また、自分が所属しているコース以外のゼミも選択可能であり、研究したい内容のゼミに決めることが多いです。
どんなゼミに入ればよいか
自分が将来進みたい進路を基に決めることが大切だと思います。医科学系などで大学院まで考えている人は、教授の研究内容を意識して決めます。ゼミの決定で、卒業論文の分野がある程度絞られてくることを考えると、四年間の集大成としてスポーツにおける何を学びたいかという軸を持っておくことが大切です。
早稲田スポーツ科学の授業料や奨学金について
授業料はいくらなのか
年間で約150万円です。教科書代などは別途でそれぞれの履修に合わせて変わってきます。
奨学金について
他学部と比較しても学費が高い学部に分類される為、多くの生徒が奨学金を貰っている印象です。大学自体、私立大学であることから給付型や返済型など多様な奨学金制度を用意しています。成績や家庭状況などによって、奨学金の認定も変わってきます。
早稲田スポーツ科学部の就職について
どんな職に就く人がおおいのか
他学部と差は無く、各業界への就職実績となっています。特に、メーカーの割合が高いです。スポーツ関連の企業が多いことも特徴のひとつだと思います。
また、スポーツの研究をさらに深めようと大学院に進学する学生も多いのも特徴的です。
*この記事は早稲田学部特集の記事です*
早稲田学部特集では早稲田の各学部について学部の紹介しています。
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