立教大学法学部ってどんな学部?在学生にゼミや授業について聞いてみた
◇目次◇
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2. 立教大学法学部の入試科目
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3. 立教大学法学部の学部紹介
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5. 立教大学法学部のゼミ
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7. 立教法学部の就職について
立教大学法学部の入試について
まず最初に立教大学法学部の入試について詳しく述べていきます。
難易度について
偏差値
数字でいうと57.5~60.0 なのですが、比較対象がないと分かりづらいと思うのでMARCHそれぞれの偏差値を載せます。明治大学が60.0、青山学院大学が 60.0、中央大学が 57.5~62.5法政大学が 55.0~57.5という数字が一般的な数字です。
倍率
倍率は法学科が3.6倍、国際ビジネス法学科が3.7倍、政治学科が4.2倍です。
立教大学法学部の入試科目
個別入試とセンター利用入試、そしてグローバル入試の3形態があります。
個別入試では国語が国語総合・現代文B・古典B(漢文はなし)で200点、外国語はコミュ英I・コミュ英Ⅱ・コミュ英Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱで200点、地歴か数学を選択でき、地歴は世界史Bまたは日本史Bで100点、数学は数ⅠA・数ⅡB(数Bは数列・ベクトルのみ)で100点、計500点での受験になります。
センター利用3教科型入試では、以下の科目から3〜4科目を選択し、受験することになります。国語(漢文なし)で150点、外国語が英語プラスリスニングで150点換算、地歴は世界史B・日本史B・地理Bのうち選択で100点、数学は数ⅠA・数ⅡBどちらかで100点、理科は基礎科目2科目か発展科目1科目かのどちらかから100点。
センター利用4科目型入試では、上記の科目に加え、公民(現代社会・倫理・政治経済・「倫理・政治経済」から選択で100点)から4〜5科目選択する受験方法になります。選択する科目では、数学か理科、地歴か公民を選択する形をとります。
グローバル入試では、センター利用入試の要項に加え、英語のスキルを証明するものを参考にすることになります。
立教大学法学部の学部紹介
法律関係の授業が中心!
授業では学部名の通り法律について学びます。実際社会に出てから法律を使いたいと思われる方は多いですが、そうでなくとも法律を知っているのと知らないのとでは大きく考え方に差が出ると私は考えています。
それは、俗にリーガル・マインドと呼ばれる、法律に照らして物事を考える、ひいては何か必ず根拠を持って物事を見るという姿勢が身につくということですね。4年間で学ぶこの意識は一生役に立つと言えます。
学科は何種類なの?
法学科、国際ビジネス法学科、政治学科の3種類の学科があります。違いと言いましても大きく差があるわけではありません。
具体的に学生生活で違いを感じる瞬間というと、法学科と国際ビジネス学科・政治学科は授業の教室が違うということや、専門の法律科目が該当する取得単位の枠が多少異なるという程度です。どの学科に進学したとしても法曹に進むことに関しての有利不利はありません。
法学科はディベートを通して法を学べる
法学科は法律関係の授業が中心的ですが、ただ暗記するだけではなく具体的な事案を通して法律のどう適用されるかなどのディベートをして主体的に学ぶことができます。高校の授業とは違い、より積極的に自分の意見を交換していく場が大学の授業では広がっています。
国際ビジネス法学科では視野を広げながら法を学べる
国際ビジネス法学科では国際的な視点から法を扱い、考えていくような授業が多いです。日本だけでなく、アメリカの裁判で取り扱われた事例などを取り扱って授業をするので、より多角的に法律を学ぶことができます。
政治学科では政治中心に法を学べる
政治学科では国際的な視線からどうやって法律が作られ人間が秩序を守っていくか、国家と国家がどうやって作られていくかなどの知識をつけていきます。ただ知識をインプットするだけではなく、学んだ知識から社会の情勢を考え問題を解決する方法を考えていきます。
立教大学法学部の授業について
授業の組み方
立教は2016年度から全学共通カリキュラム(いわゆる一般教養です)の単位取得方法が変更され、少し自分の知っているものと異なるのですが、基本的には法律科目を中心に全学共通カリキュラムの教科を少しずつ取っていくことになります。
言語科目は1年次のみです。法律科目についてもう少し詳しく説明すると、専門科目AとBに分類され、Aでは民法、刑法、民事訴訟法など公法の基幹科目を学ぶことができ、Bでは日本政治思想史、ヨーロッパ政治思想史など政治分野や、租税法、経済法などより派生した法律分野を学ぶことができます。
どんな授業を取ればいいか
1年次では法学入門、政治学入門をメインに基礎的な法律科目を取ることがおすすめされています。
1年次配当科目という形でシラバスにも掲載されているなど親切です。2年次も刑法総論や手続法概論など、1年次同様に配当科目の指示があります。
3年次以降は3・4年のみのより専門的な講義が取得可能となるので、知識の深堀をすることが可能です。
立教大学法学部のゼミ
そもそもゼミとは?
法学部におけるゼミとは、少人数によるディスカッションや輪読を通して、法律に対しての認識を深める、そんな授業のことを指します。
少人数で授業を行うことによりお互いの意見が交換しやすく、自分たちの研究分野をより深く勉強することが出来ます。また一人で勉強していた時には気が付かなかった視点などをコミュニケーションを通して知ることもできるので、とても有意義な授業です!
どんなゼミがあるのか
1年次の秋学期には法学と政治学に分野を分けて担当の教授の専門分野を紐解いていくことがメインとなり、2年次以降のゼミでは、より発展的、法律に対しての認識を深めていくことになります。
どんなゼミに入ればよいか
色々見てみて自分にあったゼミに入っていただければと思いますが、ゼミの取得申請はレポート提出のみであることが多い法学部ですので、先輩からの情報収集が大事ですね。
立教大学法学部の授業料や奨学金について
授業料
2017年度入学の1年生は785,000円であるとのことです。私学なのでどうしても授業料は値段が張りますが、それに見合った学習環境を提供してくれているのもまた事実です。
奨学金について
奨学金制度はあります。入学試験の結果を受けてからでも申請は可能ですので、奨学金案内という書類を大学HPの指定の方法により取り寄せていただいて考えていただければと思います。
立教法学部の就職について
どんな職に就く人が多いのか
大学院、または法科大学院に進学する方も多いながら、一方では銀行、保険会社、航空業界まで幅広くキャリアを残しています。特に多いのが公務員試験を受けて国家・地方公務員を目指す学生が多いのが、法学部の特徴と言えるでしょう。
必ずしも法律系の職業に就かなければということではありませんが、法律に携わることは有意義だと語ってらっしゃる方も先輩には多いです。
以上、立教大学法学部のご紹介でした!
参考ページ
【主要大学の基本情報】学部ごとの偏差値やセンター得点率、学費などを一覧でチェック。
*この記事はmarch学部特集の記事です*
march学部特集ではmarchの各学部について学部紹介をしています。
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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