慶應義塾大学商学部ってどんな学部?現役在学生が語る、授業や学生のリアル
こんにちは!現在、慶應商学部の2年に在籍しているまじーと申します。今回は私の在籍している慶應義塾大学商学部について、高校生が気になるところをご紹介していきます!
慶應商学部に関してはこちらの記事もご参考に!
👉 チャラいと言われがちな慶應商学部の実態とは?現役2年生が語ります!
商学部と経済学部で学ぶことの違い
受験生のみなさんは、商学部と経済学部の違いって一体なんだろう?と少なからず感じたことがあるかもしれません。実際、私も入学するまでよくわかっていませんでした。
幸運なことにこの点については、入学して最初のオリエンテーションで先生方が説明してくださり、それが今も腑に落ちているので、ここで紹介したいと思います。
両学部とも企業や個人の経済活動を研究・分析するための手法などを学べるのですが、そのアプローチの仕方に大きな違いがあります。
簡単にいうと、経済学部は「抽象的」に、商学部は「具体的」に様々な事象を研究していきます。このことは、1、2年で学ぶ必修科目などにもよく顕れています。
経済学部では、マクロ経済学(個々の企業活動)、ミクロ経済学(国単位やより広い経済活動)をそれぞれ1年ずつかけてじっくり学び、そのほかもマルクス経済学などいろいろな理論を学ぶことに重点が置かれているようです。
商学部での経済系の科目の必修は1年次の経済学基礎のみなので、経済理論を学ぶ機会は経済学部よりも少ないです。一方で、経営、商業、会計(簿記)の基礎も広く浅く必修で学べるので、多角的な視点や各専門のつながりなどが少し見えてくるのは商学部ならではの面白さだと思います。
また2年次には、1、2回の授業ごとに様々な商学部の教授が授業をしてくださり、開発経済学、交通経済学など応用経済学のさわりの部分を学べる産業経済論というより実戦的な授業を履修できます。(この授業は、ゼミ選びの参考ともなってるみたいですが・・・)
商学部の良さ
私が感じる他学部にも引けをとらない慶應商学部の一番のよさ(慶應は総じて語学教育に力を入れているように感じます)は、語学教育が充実していることです。
商学部の新入生は入学式当日にTOEICを受験し、その点数で英語のクラスが上級、準上級、中級、基礎の4つに分けられます。
私は運良くリーディングとコミュニケーションの両方のクラスとも上級に入れたのですが(点数の目安としては、リーディングが400点以上、リスニングが450点以上で上級です)、去年も今年も英語のクラスは授業の中で一番刺激的で、楽しいです。
具体的には、授業前に映画やリーディング(小説や記事を10〜20ページ)を事前にみたり、読んだりしてきて、授業中はそれらに関するディスカッションをするのですが、この授業を通して様々な価値観を学べていると思います。
例えば、最近の授業ではオリンピックやLGBTをテーマにディスカッションをしましたが、商学部だからといって経済面やビジネス面に限らず、政治面や倫理面など多角的な視点から意見を出し合い、発表し、とても面白かったです。
また第2外国語は、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語の4つから選択して2年間必修で週に2コマ学べるのですが、インテンシブコースという制度があり、これを取れば週に3コマ学ぶことができます。
私はフランス語のインテンシブコースを去年からとっていて、まだまだすらすら話すには程遠いですが、単語がわかればだいたいの文章が読めるくらいにはなりました。
ちなみにインテンシブコースは英語もそれ以外の言語も熱心な先生方がたくさんいらっしゃるので語学スキルを身につけたいという意欲のある方にも慶應商学部はおすすめしたいです。
もちろん、自分でチャンスを活かすかどうかにかかっているところは大きいですが!!
ちなみに3年生からは、商学部設置のGPP(Global Passport Program)という英語でビジネスについて学べる選抜制のプログラムもあります。
商学部に入ったら気をつけてほしいポイント
必修の授業や一般教養のクラスは、概して大教室で行われることが多く、また先生方からの一方的な説明を90分間聞くというスタイルが多いです。
私は時々、これなら自分で教科書読んでも同じではないかなと思ってしまうことや、大教室は空気がこもっていることもあって激しい眠気に襲われてしまうこともあるのが正直なところです。
もし、みなさんが入学された場合は、ラク単(私が感じるところのラク単とは、出席がないor過去問が出回っているorテストがなくてレポートのみのいずれかだと思います)と言われる言葉に惑わされず、自分の興味でしっかり聞いてみたいと思うものを履修することを強くおすすめします!でないと結局生活の中のお荷物になるだけです!
一方で、しっかり探せば一般教養でも人数が少なくクラス内でのコミュニケーションもある授業や(私は今年の春学期にイギリス文学の授業を取り、文学から見えるイギリスのアイデンティティの変化などが学べて面白かったです)、少人数セミナーといって3年生からのゼミの前段階として、論文の書き方や特定のテーマについて半年、または1年かけて勉強する授業もあり、いずれもとてもおすすめです。
商学部生の課外活動は?
日吉には基本的に2年生までしかいないので、とても若くて活気にあふれた雰囲気だと思います。
体育会やサークルといった学内の活動に打つ込む学生もいる一方で、バイトや学外の活動に励んでいる学生も多くいると思います。特に日吉の2年間は自分の好きなように時間を使えるので、やってみたいこと、挑戦してみたいことに取り組みやすい環境です。
私は今2年生なので、あと半年ほどで三田に行く予定ですが、現在は大学内の活動は特に行っておらず、学外のほうで映画を広める活動やインターンなどを行っており、様々な方々と出会いつつ、自分の世界は広がることを楽しんでいます!
長くなってしまいましたが、慶應や商学部について少しでもイメージが膨らんでくれれば幸いです!読んでくださりありがとうございました!
参考ページ
【主要大学の基本情報】学部ごとの偏差値やセンター得点率、学費などを一覧でチェック。
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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