【なんでも使える勉強法】やれば伸びる受験生のための音読勉強法
はじめに
受験生のみなさんこんにちは!直生です!私は2022年の3月まで東京都内にある都立高校に通っていました。その高校の同年代の進学実績は、国公立60人ほど。
そんな学校で2年の時には模試で学年半分以下の成績をとってしまったことがあります。
そこから勉強計画を自分なりに工夫して立て直して国立の東京農工大学に進学しました!東京農工大学について気になる方は調べてみてください!!いい大学です。明治大学の農学部も全学部で合格しています!
今回は、意外と受験生がやっていない話す勉強法についてお話していこうと思います。
話して聞く勉強法って?
英語ではよく聞く音読
皆さんは、音読をしたことがありますか?
音読は、最近の英語の参考書などには高確率で音読を推しているような気がしてます笑
なので、英語に関してはみなさんも音読を普段の勉強法に組み込んでいるとという受験生はいると思います。
しかし、他の科目で勉強するのに音読って
えっ?
って思う受験生が多いと思います。笑
一風変わった勉強法に思えるかもしれませんが、
科学的根拠
と自身の体験をもとにして考えた勉強法です。
まずは自身のきっかけから話していきます。
注意!!この勉強法は家などのパーソナルなスペースで主に使える勉強法です。そのため、塾や図書館で勉強をしている受験生は、復習するツールとして使ってもらえたらうれしいです!!
始めたきっかけ
自分が音読を始めたきっかけは、英語の長文でした。英語の先生から、音読したほうがいいよ!!って言われ続けて、ひとまず音読はしていたという感じでした。
そして受験の時には、音読をする目的として、
「リスニング力を上げたい」
「英文を読むのを早くしたい」
という目的がありました。
音読あるあるですが、最初は音読しても意味がないように感じるっていうのがあります。2~3か月ほど音読を続けていくと効果が出た記憶があります。最初は、英語の意味を追っていくというよりも、音に苦戦してあんまり勉強にならない気がします。
そこで、音に苦戦した自分は録音して自分の声を聴いてみることにしました。
効果が出始めたのはこのタイミングでした。自分の声を聴き始めてから共通テストの英文の終わるスピードが格段に上がり始めました。音で聞くようになると意味も理解できるようになっていきます。
(よく考えてみれば、意味を意識してやらないと意味がない!というのは当たり前ですが、勉強は主観的なので、客観的に観察できない場合が多いです。)
その英文の意味を重視した音読をやっているときにふと考えが浮かびました。
「これ、別の教科にも応用できるんじゃね??」と。
意味を意識して、声に出しながら勉強。これをしているときが一番頭を使えているような気がしたのです。
他の教科でどうやってやるの??
簡単です。めちゃめちゃ簡単です。
ただ読むのです。
皆さんが発表をするとき台本を覚えているような感覚です。
発表した内容って時間がたっても覚えているってことはないでしょうか??
でも、お経のように読むのでは効果が薄れてしまうのです。ここが、英語と違うポイントです。
例えば、数学を考えてみましょう。
数学は、英語の一語一訳みたいな形はなく、記述では自分なりの考えで記述していく特性があります。
そのため、要点をとらえていて、自分の分かりやすい形で理解するのがよいです。なので、共通テストの形式で、架空の高校生が話しながら問題を進めていくスタイルに似ています。
この問題のように、わかりやすく問題をたどっていく感覚です。
生物であれば、
このような地質時代と種の繁栄・絶滅の時期を覚えたい!!というのであれば、ここを声に出して解説していきます。
「カンブリア紀は、バージェス動物群が出現して、三葉虫も誕生したんですね。それで、その次が、オルドビス紀で、、、、」というように声に出していきます。
このように音読していきますが、
ここでさらに、録音をしていくことで、効果が爆上がりします。笑
すごい自分一人でやってると最初はすごい恥ずかしいんですが、そこに関しては慣れます。
録音するものとしては、スマホでもなんでもいいので、後で聞けるようになるものがいいです。自分はボイスレコーダーで録音して、復習の時に参考書とともに聞いていました。
別にやんなくて良くないか??と思う人がいると思うので、声に出すことには科学的根拠があることを示します。
どう効果がある?
よく耳学習という言葉で表されることが多いこちらの学習ですが、あまりポピュラーな勉強法ではないのが現状です。
自分の周りでやっている人はごく少数でした。
しかし、
自分としてはこの勉強法はすごくメリットがあります。
一つは、音声を録音することで時間がうまく使えるようになるということです。
普通は勉強は机に座っているか、電車の中でとか静止した状態でしか学べないと思われると思うのですが、
音声を取ることで、
たとえ、勉強中急に走り出したくなったりとか、屋根がなくて雨が降り注ぎようと、
イヤホン(できればワイヤレスがいい)とレコーダーがあればどこでも勉強することができます。(発明してくれた人に感謝です)
また、声を出すことによって内容が記憶に定着しやすいというメリットもあります。
運動神経を使う動作である「書く」「話す」を通して覚えた記憶は一度覚えたら忘れにくいと言われています。(これらを運動系記憶というそうです)
最近では、読む読書じゃなくて、聞く読書がすすめられるのもこのような理由であったりします。
そのため、自分の場合、書く勉強は普通の勉強の時に行って、復習の時は自分の話した音声を聞いていました。
そうすることで、運動神経を使って強固な記憶を作ることができるのです。
また、音声で記録しておくことには、さらなるメリットがあります。
それは、
「倍速で聞ける」ということです。時間もだんだん掛からなくなり、2倍速で聞くようになれば、もともとできていた量の2倍できるという計算になります。
そんな効率的で受験生は絶対にやるべきこちらの方法の具体的なやり方を示しておきます。
やり方
①一回以上やったことのある問題を頭の中で組み立てる。そのとき要点を答える。(理系科目は回答の要点。文系科目は時代などの物事の流れ。特に私は、生物に力を入れていました。)
②声に出して、計算以外の部分の要点を口に出して話すのを録音する。その際自分の理解しやすい言葉でしゃべる。
③ある程度蓄積していったら、わかりやすい音声ファイルでまとめる。
(ファイルは10分~30分くらいの長さになることが多かったです。)
④録音を聞く。(20周くらい聞く)
⑤慣れてきたら倍速で聞く。
⑥ある程度頭に入ったら、何も見ない状態で話せるレベルにもっていく。
⑦⑤,⑥を繰り返して、⑥がほぼ確実にできるようになったらOK.(実際にはそんなに繰り返さないでも覚えていることが多い。)
そのようにやっていきます。
私自身は、一日の終わりの復習のタイミングでやっていたので、導入しやすい勉強法であると断言します。
なので、取り入れてみることをお勧めします!!!
この流れはあくまで一例です。あなたのやり方にカスタマイズしてあなたの勉強に組み込んでみてください!
まとめ
いかがだったでしょうか?
この記事では、
話して聞く勉強法についてお話ししました。
話すという動作には、記憶のハードルを下げる要素が詰まっています。受験期間は時間との勝負です。
いかにして、効率的に、また効果的に勉強していくかが受験を制するかのポイントです。自分で積極的に勉強法を確立していくことをお勧めします。そのためには、こちらの記事で紹介した音読勉強法やほかの記事の勉強法を参考にして、ぜひ自分に合った勉強法を確立してください。
その中でも、この音読勉強法は、あまり知られていない勉強法ですが、科学的根拠をもとにした勉強法なので一回試してみて損はないと思います。
今回の記事を読んでくれた方はぜひこちらの「音読勉強法」を試してみてください。
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