大学受験で手に入れた2つの力が就職活動でも役に立った話
こんにちは、中央大学商学部から国内最大手のコンサルティングファームに内定をいただいたたーゆです。
受験生の中には一度はこんなことを考えたことがないでしょうか。「大学受験は受験勉強以外役に立たない」とか「ただキツイだけ」とか。実際私自身、モチベーションが下がる時は大体こういった疑問がきっかけになることが多かったです。しかし、先日まで就職活動をしていて、大学受験は人生を生き抜く基礎力を身に着けることができるものだと感じました。これから受験勉強を始めようと思っている人も、受験勉強のモチベーションが落ちてきている人もぜひ一読して参考にしてほしいなと思います。
受験勉強で養える力とは?
私は受験勉強を通して、2つの力が養えると考えています。その2つとは以下の力です。
①自己認知力
②計画性
①自己認知力について
みなさんは受験勉強をしていく中で、模試を受けるはずです。模試を受けたあと、多くの人は点数を見て良かった悪かったと判断するだけで終わってしまいます。これでは実にもったいないことです。模試は「目標と現状の間にあるギャップを認識して埋めるための勉強を考える」ために受けるものです。模試の存在意義を正しく認識して受験し、復習をするという一連のプロセスが自己認知力を高めることにつながるのです。この自己認知力が高い人は、現状を目標に近づけていくために無駄のない努力ができます。長く険しい受験勉強を乗り越える上で、この能力は非常に役に立ちます。
②計画性について
いくら自己認知が出来ていても、現状と目標の間のギャップを埋める勉強をなんの計画もなしに進めていてはちっとも意味がありません。特に旧七帝大学や早慶上智といった難関大学を目指している人であれば、やるべきことが多く計画を立てなければとてもやりきれないです。そこで必要となるのが「計画性」です。
勉強やスポーツ、芸術などどんなことに関しても計画なしに成功はありません。そのくらい物事に対して計画的に取り組むことは重要です。では計画はどのように立てるべきなのでしょうか。様々な方法があるかと思いますが、こと受験勉強においては「ゴールから逆算をする」ということです。
勉強を始めるタイミングは人によって異なりますが、志望校の試験日は受験する人の中で変わったりすることはありません。したがって、与えられた時間の中で何にどのくらい時間をかけるべきか、いつまでにやりきるべきか、といったことを考える必要があります。この計画の立て方は自己認知ができていないと絶対にできませんが、それができた上で逆算型の計画設計ができれば残された時間を最大限有効活用することができます。第一志望校合格を目指す人全員に、この能力は身に着けてほしいと考えています。
就職活動における2つの力
では、実際に受験勉強で得られる2つの力が就職活動でどのように役に立つのかを説明していきたいと思います。
①自己認知力について
自己認知力は、受験において自分の実力を上げるために必要となる能力でしたが、就職活動においてもそれは同じです。就職活動はこれから人生の大半を過ごす会社を選ぶ点で、大学受験以上に人生を大きく左右します。そのため、自分に向いている企業を選ばなければただ辛いだけの社会人生活となってしまいます。そこで必要になるのが「自己認知」です。
就職活動は受験勉強とはその目的が違って「向いている仕事ややりたい仕事を見つける」ためのものです。自分の性格や人間性、モチベーションの源泉を認識してそれに見合った仕事を選ぶことで、充実した社会人生活を送ることができます。就職活動の場はもちろん、実際の仕事でも一人前に成長するために現状をしっかりと認識することは非常に重要です。充実した人生を歩むためにも受験を通して自己認知力はしっかりと高めていきましょう。
②計画性について
この計画性はおそらくこれからの人生で相当に重要な力になるでしょう。受験同様、就職活動も長く険しいものですし、実際に就職すると更に長い道のりになります。その長い道のりを計画を立てずに歩き始めてしまうと、仕事もはかどらず時間を無駄に使ってしまうことになりかねません。就職活動も、自分が行きたいと考えている企業の選考を乗り越えるために、選考日までに何をすべきかを考えて、計画的に実行をしていく必要があります。この就職活動の一連のプロセスは大学受験とにており、計画性は受験勉強が終わってからもずっと皆さんの人生において役に立つものです。受験を通してぜひとも身に着けてほしいと思います。
いかがでしたか?こんなことを述べている私ですが、実は大学受験は第三志望の大学にしか受からず、とても悔しい思いをしました。しかし、就職活動ではありがたいことに一流企業と呼ばれるような企業で働くことができるようになりました。そんな人生の逆転を可能にしたのも受験で培った自己認知力と計画性を活かして就職活動に臨めたからです。
人生は逆転できます。「どうせ自分には」と思っている人も、自己認知力と計画性を身に着けてぜひ高い壁に挑んでほしいなと思います。