第一志望から滑り止めまで、大学受験は何校出願して何校受験するもの?
(2022年イクスタコーチ生の実際の受験日程の例)
横浜国立大学 理工学部 数物電子情報系学科のあべべべです。本日は合格する受験生の傾向の一つを紹介したいと思います。今回pick upするのは「受験校を何個うけるか」についてです。
秋頃から受験校を決めるシーズンになります。学校や予備校では面談が行われて受験校の最終決定に向けて動き出すことになります。実際の試験日の前に出願期間があるため、事前にどの大学を受験するかを決めます。実は受験校によって自分の第一志望の合格確率が変わりかねないのをご存知でしょうか?
仕方のないことですが、学校の先生には当たり外れがあり、予備校にも当たり外れがあります。そのため、自分自身で大学入試に関してはある程度の知識を持っておく必要があります。そんな方のお力になれればと思い、以下に書いていくので参考にしてもらえたらと思います。
とにかく出願校数は多めに!
大学受験は同じ大学でも複数の学部が存在します。国立大学の受験者は国公立大学の中で一度しか前期受験をすることはできませんが、私立大学は複数回受験することができます。
自分が志望校として出願する際に重視することは「絶対に行きたい大学」「絶対に学んでみたい学部」「とにかくいい大学!」といった気持ちではないでしょうか?
絶対に行きたい大学がある場合、もちろん合格できる確率を上げるために複数の学部を受験すると思いますので今回はあまり詳しくは追いません。
しかし一つ言及しておくと、高望みは良いのですがしっかりとその一個下のレベルの大学も受験してください。早稲田の対策しかしていなくて、MARCHレベルをおろそかにしすぎた受験生はたくさん見てきましたので…
絶対に行きたい学部がある場合の併願
「どうしても、早稲田大学の法学部に行きたいんです!」という、大学自体ではなくて特定の大学の特定の学部にどうしても行きたいところがある場合の例でお話しましょう。
例えばこの方は第一志望が早稲田の法学部で国際法関係の勉強をしたいと思っています。そのため、受験校の種類として慶應義塾大学法学部、上智大学法学部、明治大学法学部しか受験しませんでした。もちろん自分の将来の夢に対して行きたい学部を優先するのは構いません。しかし、本当にこれだけ偏ったところしか受けないと、逆に合格率は下がってしまう傾向があります。
進学のためにも、慣れのためにも第一志望は複数学部を受けるべき!
早稲田大学には早稲田大学特有の「問題形式、紙のサイズ感、教室への向かい方、暖房設備、騒音、椅子の詰め方、椅子の形、トイレの行列」等の様々な阻害要因が存在します。
そのため、初めての受験日程で早稲田大学法学部を受験するとなると不慣れのために本番で最高のパフォーマンスをすることができません。
そのため、合格してから進学するかしないかはさておき、ほかの学部の受験をすることをおすすめします。
試験対策に関しても傾向の変化があった際に法学部の調整することができますし、メリットがたくさんあります。文系受験者は受験日の計画を立てる際には余裕のある限り出願することをおすすめしますよ!
私立文系志願者に関しては出願校の平均は7.5校と言われています。チャレンジレベル2~3校、実力相応レベル2~3校、滑り止め2~3校と言われています。参考にしてくださいね!