何それ?早稲田【標準化】?!合格最低点は本当の点数じゃなかった!
今回は早稲田の「標準化」について説明していきたいと思います!
早稲田の科目別対策法について知りたい受験生はこちら!
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赤本の最初のページにこういうことが書いてありませんでしたか?
「成績標準化とは、受験する科目間で難易度による差が生じないように、個々の科目において得点の調整をする仕組みのこと」
僕自身、現役時この早稲田の標準化、上智の偏差値法得点がよくわかっていませんでした。
しかし、決してこの【標準化】や【偏差値法】に惑わされてはいけません。
【早稲田 標準化】で検索すると、その得点標準化で使われているだろうとされいてる計算式を掲載しているサイトもありますが、僕はそれはあえて書きません。
大事なことは、計算式じゃない!!
早稲田や上智が要求する問題に正確に答えることであって、【標準化】や【偏差値法】を乗り越えることではないのです。あなたが早稲田や上智に本当に行ける力が十分にあるのならば、簡単に乗り越えていけるはずです。
今回の記事は、【標準化】や【偏差値法】の仕組みを知らないまま受験作戦を練り、本番を迎えてしまう受験生が一人でも減るように、と思って書かせていただきます。
入試には二つの得点がある。
得点調整について、注意しなければならないことは、合格最低点と同じ点数を取ったから合格というわけではない、ということです。
ええっ!!? じゃあ教育学部の試験で90点ぴったしでも生涯教育学科には受からないっていうこと!??
という声が聞こえてきそうです(笑)
事実上そうなる可能性が高いです。 なぜならば、入試には二つの得点があるからです。以下をご覧ください。
素点・・・実際の得点した点数。
標準化点・・・得点調整を行った後の点数。実際の点数より上がる、もしくは下がる。
早稲田教育学部の試験は英語・国語(数学)・選択科目にて行われますが、30、30,30とそれぞれ六割ずつ素点の段階で得点したとしても、実際の点数では変わる可能性があるのです。
たとえば選択科目の場合
選択科目日本史、世界史の平均点に大きな開きがあった場合です。日本史が過去、類を見ないくらいむつかしく、世界史も過去、類を見ないくらい簡単だった場合、
日本史での30点、と世界史での30点は意味合いが違うということです。
平均点15点の試験で30点と、平均40点の試験で30点は別に評価されることになります。
この意味合いを是正するために、早稲田は【標準化】を導入しています。上智大学も同じように【偏差値法】を導入しています。
共通して言えることは、「平均点よりどれだけ得点できるか、失点しているか」で得点が大きく変わるということと、平均点と同じ得点をした場合は、満点の半分、つまり教育学部ならば「25点」が標準化点として与えられます。
この標準化のように試験の「点数」には色々なしくみがあります。みなさんが今後受けていくであろう模試の偏差値について解説している記事もあるので見てみてください!
じゃあ、結局どうしたらいいの?
確実に言えることは「みんなができた問題は必ず自分もできること。そして合格者ならできる問題を正解していくこと」、というこれにつきます。僕は国語が苦手でしたが、平均点よりどれだけ離れているかがキーになると分かったときに、得意な科目でカバーするということがなかなかむつかしいことに気が付きました。いくら国語が苦手だとしても、一問一問に対して、100%の自信をもって答えるようにしていくことがまず最初に必要なことだと思います。
具体的な数字を言うならば僕は、合格最低点よりプラス1割割多く取る!を目安にしていました。 もし入試の得点が標準化されて値引きされ、変わってしまうとしても、本番でプラス一割増額しておけば、恐れることもなかろう!と思っていたからです。
必ず上には上がいます。その上にひっついていけるように、本番での値引きに負けないように、「一点を大事にする」ようにしていきましょう。また、トータルと7割とって落ちる大学はない!という先生のお言葉を支えにしたりと、合格最低点自体は気にしないように心がけていました。ぎりぎりでも、満点でも合格は合格です。そのぎりぎりにもなれなかったら、0点取ったのと同じとも言えます。