12月からで良い?共通テスト対策と二次対策の正しい切り替え時期
いよいよ共通テストが近づいてきましたね。共通テスト対策のデータがなくて不安な人もとても多いと思います。
ここから一気にラストスパート、、、と行きたいところですが、「そのあと2週間後には私立入試や国立の二次試験が始まっちゃう、、、」そんな不安なみなさんもいるかと思います。
それでは、合格を見事に勝ち取った先輩は、どうやってバランスを取りながら勉強していたのでしょうか。今回は共通テスト対策と二次試験対策の「正しい」切り替えの時期を伝授します!
国立志望(共通テスト重視型)
国公立志望のみなさんは、共通テスト試験の比重が大きいので万全な準備をしておく必要があります。予備校通いの生徒の毎年の傾向を見ていると、12月の頭から共通テスト対策に切り替える人も多いです。
しかし、、、まずは自分の第一志望校の過去問をきっちり対策しておいたほうがいいと思います。目安は「10年分を1周きっちり解き終わること」として、それが終わった人から共通テスト対策へ移行できるとGoodです。
そうは言っても、なかなか難しくて志望校の過去問が進まない人は、共通テスト本番のちょうど1カ月前を期限として、それ以前は第一志望の過去問、それ以後は共通テスト対策をしていきましょう。
私立志望①(共通テスト利用重視型)
私立志望のみなさんの中でも2パターンに分かれます。つまり共通テストを重視するか否かということです。
まず私立志望者にとって、共通テストはどういう位置づけでしょうか。そもそも共通テスト利用入試の合格可能性はどのくらいあるでしょうか。もちろん模試などでしっかりとした得点力が出せている場合は、この共通テスト利用入試である程度の大学の合格は確保しておきたいところです。ただ現状で模試の点数が良くないというのであれば、共通テスト利用入試に賭けるというのは危険といえるでしょう。
その中でも、「共通テスト利用入試で第三志望くらいの大学までは合格をしたい」と考えているみなさんは、こちらも共通テスト本番の約1カ月前から対策することをおすすめします。それでも年内は私立の過去問と平行させながら(大体私立:共通テスト=6:4)勉強を進めましょう。年明けからは8~9割は共通テスト対策に移行しながら、私立の感覚を忘れないように1週間に一度は触れるように心がけてくださいね
私立志望②(共通テスト利用軽視型)
先ほどの考え方にのっとり、「共通テスト利用入試では合格を狙いに行かず、滑り止めの大学だけ合格できればいい」という人はどうすればいいでしょうか。まず年内は私立対策一本で大丈夫です。とにかく私立の対策をして、確実に第一志望校の過去問10年分とそれ以外の大学の過去問も数多く触れておきましょう。
とはいっても私立と共通テストではまったく問題の傾向が変わるので、年明けからは6~7割は共通テスト対策をしておいてください。おすすめは市販で売っている各予備校が出している共通テスト予想問題を解くことです。それだけやっておけば、本番ではある程度の得点は期待できると思います。
共通テストと個別試験のバランスは前もって計画的に
共通テスト試験は毎年大きくフォーカスされますが、あくまでも本番はそのあとの各大学の一般入試でしょう。つまり勉強のピークが2月にくるようにバランスを取ってみましょう。例年、共通テスト試験の結果がいいと逆に安心しすぎて、一般試験で失敗するというケースはかなりあります。そうならないように、とくに私立専願の受験生はあくまでも「ワンチャンス」という気持ちで臨むといいのではないでしょうか。
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