センター英語の文法問題、大問2で安定して高得点を取るためのコツ&勉強法
受験生のみなさんこんにちは!一橋大学経済学部の笠原です。
今回はセンター英語の中で受験生が最もしっかり対策すべきである文法問題の対策法をご紹介していきます。
センター英語では大問2で文法問題が42~44点分も出題されます。
文法は英語の問題を解く上でとても大事な知識です。
文法を勉強しておかないと、センター英語のすべての大問で点数が取れないと言っても過言ではありません。
今回はそんなセンターの文法問題について、傾向から勉強法、おすすめの参考書まで教えちゃいます!
センター英語の勉強法や参考書についてさらに詳しく知りたい受験生はこちらもおすすめです!
> 【センター英語】7割8割9割ごとの対策法と各大問の勉強法など完全まとめ
◇目次◇
センター英語での文法問題の大切さ
まずはセンター英語の大問2の文法問題について、その大切さを説明していきます。
センター英語の大問2を落とすと致命的!
大問2の文法問題は受験生みんなが必ず勉強すべき範囲の問題です。上位大学を目指す受験生は必ず英文法を勉強します。大問2は計画的に対策をすることで着実に点数が取れるようになる範囲です。そんな大問2を落とすと他の受験生に差をつけられてしまいます。
大問2の文法問題を捨てるというのは絶対にやってはいけない行為
センター試験を受ける受験生の中でたまに、大問2の文法問題を捨てて長文問題で点数を稼ごうとする人がいます。しかし、この行為は絶対にやってはいけません。
なぜかというと、大問2の文法問題で点数が取れないような英語力では確実に長文問題でも点数を落とすことになるからです。長文問題でも文法に関わる問題が出題されることはよくあります。英文法を勉強することは大問2の文法問題の対策に役立つだけではなく、センター英語全体の対策に繋がってきます。
また、センター英語の大問2対策で文法を勉強しておくと必ず私立の一般試験や国立の二次試験でその勉強が生きてきます。僕自身もセンター英語の大問2を対策すること英文法の力をつけ、結果的に早慶や一橋の二次試験でその勉強を生かすことが出来ました。
センター英語 大問2で出題される文法問題の傾向
次はセンター英語の大問2の文法問題における出題傾向について説明していきます。大学受験ではどんな試験にもほぼ出題傾向があると言っていいので、しっかりとそれらの傾向を掴めば高得点を狙うことができます。特にセンター英語は傾向が変わりにくいので、しっかりと過去の問題を分析し対策に活かすことが高得点を取る上では重要です。
文法問題の出題傾向と配点
大問2の問題は三つのセクションに分かれています。
A問題:A問題は、オーソドックスな文法問題。前半は空所補充問題、後半はダブル空所補充問題。時制や動詞の形を問うものやイディオムやコロケーションを問うものまで様々。全10問×2点で、配点は20点。
B問題:B問題は、空所部分の並び替え問題。会話形式の文章のどちらか1文の1部が空所になっていて下の語句を並び替えしろという問題形式。全3問それぞれ完答で3点で、配点は9点。
C問題:C問題は、近年変更された癖のある問題。B問題の並び替え問題を少しひねったような組み合わせ問題。文章が3パートに区切られており、それぞれ(A)(B)とわかれて、その適切な組み合わせを答えろというもの。全3問各5点で、配点は15点。
センター試験の配点を見ればわかる通り、文法など英語の基礎ができていれば解ける大問2がセンター英語の6つの大問の中で最も配点が高くなっています。センター英語で高得点を取るには確かに長文演習も必要ですが、まずこの大問2で安定した点数が取れないといけません。
頻出の文法問題は大学受験全般で求められる基礎問題
センター英語の大問2で出題される問題は大学受験全体で見ると基礎的な問題ばかりです。正しい参考書を使って計画的に対策をすれば高得点を狙うことができます。大問2で点数を大幅に落とすような文法力だと私立の一般試験や国立の二次試験でも英文法の分野で苦戦してしまうはずです。
センター英語で出題される英文法の勉強法
続いて、センター英語で出題されるの英文法を勉強法をご紹介します。
参考書をなんども繰り返して基礎を徹底
英文法を勉強する上で参考書は欠かせません。英文法の参考書を使ってまず基礎を固め、それから過去問や演習問題を解いていきましょう。英文法を勉強していない受験生はまず最初に単語や熟語から固めていく必要がありますよ!
次に練習問題がたくさん載っている問題集を使っていきましょう。そこで繰り返し問題を解くことで、暗記した英単語や英文法を定着させていきます。おすすめはNext StageやVinrtage、Scramble、英頻などです。
暗記するときに大切なのは音読をしながら暗記することです。暗記の勉強法について知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
> 空読みは無駄!英語の偏差値を65から78に上げた音読の勉強法を紹介するよ
センター英語の過去問をやりこみましょう
参考書や問題集を使って勉強がある程度進んだらセンター英語の過去問をやりこんでいきましょう。目安としてはセンター英語の文法問題で7割ぐらい取れるようになったらセンター過去問を本格的に始めましょう。
まだセンター英語の文法問題で7割未満しか取れないような文法力では基礎が固まっていません。参考書や問題集を使って基礎固めをしましょう。大問2の文法を対策するための参考書は以下でご紹介しています!
大問2は頻出の問題がある
満点を狙う受験生は過去問演習を徹底的に行いましょう。大問2には出題頻度の高い分野があります。例えば不定詞やif構文の分野はよく出題される範囲です。過去問を何度も繰り返すことで、どのような分野や範囲が頻出か傾向が見えてきます。
文法問題を対策する上で大切な参考書
センター英語の文法問題を対策する上でおすすめの参考書をご紹介していきます。これらの参考書をマスターすることでセンター英語の文法はかなり固めることができます。
センター英語の文法問題の他にも長文読解など、センター英語を対策する上でおすすめの参考書一覧を以下の記事で紹介しているので、興味のある人は参考にしてください。
頻出英文法・語法1000
この頻出英文法・語法問題1000はセンター英語対策におすすめと言える参考書です。この問題集はセンター英語と同じ出題形式が4択の問題も多く、センター英語の対策にぴったりです。
この問題集の特徴は何といってもその問題量です。多くの例題とともに選択式の文法問題と解説が載っており、網羅的に全範囲の英文法を勉強することができます。簡単な文法問題から難解な文法問題まで載っているのでセンター対策としてこの参考書を使った後でも、私立大学や二次対策としても使えます。
英頻について使い方など詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
ほかにも英文法の参考書をご紹介していきますね!ここにご紹介している英文法の参考書は出版社や著者は違うもののmこれらの参考書を進めることで得ることができる実力は同じくらいですのでどれを使っても大丈夫です。
この中には学校で配られる参考書もあるのではないでしょうか。もし学校で配られているようだったらそれを使いましょう。もし持っていないようだったらこのうち1冊は手元に持っておくことをおすすめします。
Next Stage
Vintage
スクランブル
ここからは単語帳をご紹介していきます。
英単語センター1800
東進ハイスクールから出版されている参考書です。東進ではセンターでもっとも点数を左右する英単語をセンターの過去問から分析しており、重要な1800個の単語をまとめています。センターに特化した英単語という意味ではこの単語帳を進めるのが一番効率が良いです。
単語王
単語を勉強するなら単語王がおすすめです。単語王も英頻と同じく単語の量が売りです。単語王の中に載っている単語をすべて覚えられたらほとんどどんな大学でも対応できるでしょう。それほど受験に出てくる英単語が網羅されています。
また単語王は単語のレベルによって4つのパートに分かれており(確信・飛躍・勝利・栄光)、センター対策であれば勝利レベルまでの単語は覚えましょう。
難関私立や上位国公立大学の対策を考えるのであれば栄光のレベルもやりこみましょう。
単語王について値段や難易度、使い方など詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
センター英語の大問2で点数を取るための対策法
最後に大問2で点数を取るための対策法を教えていきます。
A問題は時間をかけずにまず直感で解こう
A問題は、時制一致や動詞の活用、イディオムなどいわゆる文法問題が並ぶので、対策もしやすい部分です。ここは時間をかけずにまず選択肢を見て、どの傾向の問題なのか推測しましょう。考えてもしょうがなく、知っているかどうかが問われるところです。
B,C問題は日ごろからの勉強が大切!
厄介なのがBとC問題です。単に文法の構造を知っているだけでは取れないのがC問題の並び替え問題の特徴です。並び替え問題は私立や国公立でも頻出の形式なので、しっかり対策をしましょう。
並び替え問題を攻略するためには、日ごろから多くの例文を暗記する必要があります。文法の問題集の文章を丸暗記したりすることが大切です。音読学習を中心に意識的に例文を頭に入れていきましょう。
センター英語の文法は頻出問題を捉えよう!
センターの文法問題は頻出問題をいかに落とさないかの勝負です。頻出問題は基礎問題であることが多いので、落とすだけで他の受験生と差をつけられてしまいます。
参考書で十分に対策し、過去問も解いた上で、本番でまったく見た覚えがないような難易度の高い問題は他の受験生も解けません。そのような難易度の高い問題は解けなくて大丈夫です。それ以外の基本的な問題でいかにミスなく問題を解けるかがセンター英語の鍵です。
しっかりと過去問を対策して満点近い点数を取りましょう!!
以上、センター英語の大問2、英文法で満点を狙うための勉強法でした!
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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