1問で6点分!共通テスト英語の長文問題で安定して得点するためのコツ&勉強法
この記事はセンター試験対策を元に作成していますが、センター試験と共通テストで受験生に求められる勉強内容はほぼ変わらないため共通テスト対策の方法として参考にしてください。
新たに共通テストに求められるのは「思考力」です。この思考力を鍛えるためには「なぜ」を繰り返すことが必要です。思考力や考える力の鍛え方について深く説明している記事も参考にしてください。
> 共通テストとセンターの違いを明確に理解して高得点できるようになるたった一つの勉強法
こんにちは!一橋大学経済大学の笠原です。
共通テスト英語の長文問題は最も対策すべき分野です。長文問題でミスをしてしまうと配点が高い分、大きく点数が下がってしまいます。センター試験から共通テストに変わり、より読解力を求められる配点が増えています。
簡単だと思っている受験生でも、しっかりと対策をしないと1問のミスが命取りになります。
今回は共通テスト英語の中で大問4,5,6を占める長文問題で高得点を取るための勉強法からおすすめ参考書、長文問題の解き方まで僕が伝えられることはすべて教えていきます。
僕自身もしっかりとセンター英語を対策して、センター試験本番では188点を取ることができました。
今回は多くの受験生が共通テスト英語で高得点を取れるように、僕が勉強した中で意味があったことだけを教えていきます!参考にしてくださいね!
共通テスト英語の勉強法や参考書についてさらに詳しく知りたい受験生はこちらもおすすめです!
> 【共通テスト英語】7割8割9割ごとの対策法と各大問の勉強法など完全まとめ
◇目次◇
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6. まとめ
センター・共通テスト英語で出題される長文問題を分析
まず共通テスト英語の長文問題の対策法を説明していく上で大切な共通テスト英語の長文問題の特徴を説明していきます。
共通テスト英語で長文問題の配点は??
まず気になるのが長文問題の配点。年によって配点も違いますが、長文問題の配点は100点前後です。なんと1/2の点数が長文問題なのです。しかも文法問題などと違い、一問一問の配点が高い(6~7点)ので、一問間違えただけでかなり点数が変わってきます。
長文問題はできるだけ落としてはいけない問題です。9割を目指すのであれば、目標としては大問3以降は1問ミス以内を目指しましょう。
大問ごとの単語数はどれくらい?
センター・共通テスト英語の長文は一問でどれくらいの分量があるのか気になりますよね?大問ごとの語数をまとめてみました。
上の表が大問ごとの語数です。読み進めていくにつれて語数が多くなっていくことがわかります。大学受験全体から見ても読解量は多いので、それなりの読むスピードを求めらます。
共通テスト英語の長文問題の勉強法
次は共通テスト英語の長文問題で高得点を取るための勉強法や対策法について解説していきます。1問でもミスを減らすことができるように計画的に勉強を進めましょう。
まずは基本的な単語や文法を暗記しよう
長文とは英単語や英文法で成り立っている一文が集まってできているものです。つまり英文を読めるようになるにはまずば英単語や英文法を暗記する必要があります。単語帳や文法書などを使って勉強していきましょう。
ここで重要なのが、文章と一緒に単語や文法を覚えることです。例題などを利用して単語や文法の意味を覚えることで、長文問題を解いたときに頭の中にスムーズに意味が出てきます。
また共通テスト英語では速読も必要になってきます。速読をマスターするためにも文中で単語や文法の意味を覚えていきましょう。
共通テスト英語の文法の対策法を知りたい受験生は以下の記事がおすすめ!ただ、まだどの程度英文法が出題されるのか読めない部分もあるので、参考程度に見てください!出題されるか分からないとはいえ、長文を正確に読むには文法の定着は不可欠です。
速読をマスターしよう!
共通テスト英語の長文問題は速読が重要になってきます。問題の量が多いので、速読をマスターしないとすべての英文を読み切ることができません。英語長文を演習するときは素早く読む練習をしましょう。
素早く読むためには基本的な知識をしっかり固めていることがとても重要になるので、その意味でも単語熟語文法などの基礎知識を徹底的に反復しましょう。
速読で大切なのは英文解釈力!
速読でとくに重要なのが、構文をとらえる「英文解釈力」です。長文を読むスピードが遅い人は構文を毎回頭で考えて判断しようとするので構文を捉えるのに時間がかかってしまいます。速読が身についている人は英語の構文を毎回頭で考えず、それまでの経験から直感的に捉えているのです。
長文読解で速読を身につけるためには、構文を素早くとらえる練習をしましょう。
速読を身に着けるには音読
速読をするための英文解釈力を身に着けるには音読を普段の勉強から取り入れることが一番効率的です。英文の構文を意識しながら音読をすることで、直感的に英語の構文を捉えることができます。音読をする際にはただ英文を読み上げるだけでは意味がないので注意してください。
復習するときには一つの文章を2~3回音読しましょう。
共通テスト英語を60分以内で解けるようになろう
共通テスト英語で高得点を取ることを目指すのであれば、これまでのセンター英語で60分以内で解くことを目標にしてください。60分以内に解けるようになれば速読はかなり身についています。60分で解くことが出来れば見直しにもかなりの時間を使うことが出来るので、点数も安定して取ることができます。またセンター英語を60分で解くことができれば早慶などの難関大学の英語で時間が足りなくなることも少なくなってきますよ!
センター英語の過去問を解いていこう
最後に過去問を対策していきましょう。共通テストは過去問がないためセンター過去問を解くことで、大問4,5,6の中でどの問題にどれだけ時間を費やせばいいかを知ることができます。センター・共通テスト試験において時間を管理することは非常に重要です。この時間感覚を過去問で費やしましょう。
センター過去問演習をする上で皆さんはどの問題集を使いますか?迷っている受験生は以下の記事で赤本、青本などいろんなセンター過去問集の違いを比較しているので、参考にしてみてください。
共通テスト英語の長文問題におすすめの参考書
やっておきたい英語長文500
この問題集の文字数は400~600語ほどであり、レベルはMARCH程度となっています。問題は記述形式のものが多く、文章の内容をしっかりと理解しないと解けないような問題が多い参考書です!
大体センター試験・共通テストの大問5.6と同じくらいの文章量の問題が多く載っているので、共通テストの練習にはぴったりです!
この参考書に載っている問題で7〜8割を取ることができたら共通テストの長文問題でも十分に対応できる実力がついていると言えます。
東進レベル別問題集4
少し長めで構文が複雑な英文を勉強できる参考書です。解説には一文一文に構文の解説が載っているので構文の復習がとてもしやすいです。SVOCの振り分けを瞬時にできることは構文を把握する上でとても大事になるので、わからない文章が出てきたら必ずその構文や日本語訳を確認しましょう。
同じくセンター試験・共通テストの大問5.6の問題と同じくらいの文章量の問題が載っています。こちらの参考書は速読を鍛えるのに適しているので、問題を解いたら音読をして何度も読み返しましょう。
ここでは2冊しか紹介しませんが、他にも共通テスト英語を対策する上でおすすめの参考書はあります。共通テスト対策用の参考書をもっと知りたい受験生は以下の記事を参考にしてみてください。
共通テスト英語の長文問題の解き方
続いて共通テスト英語長文の解き方について説明していきます。
どの大問から解いていくのが正解か
実際のところ、問題を解く順番に正解はありません。どの問題から解いても時間を余るぐらいの早さで英文を読めるようにならないと高得点は望めません。
あえて言うなら大問4,5,6と順番に解いていく方がいいでしょう。分量的にもだんだん多くなっていくので、その分時間がかかります。まずは時間があまりかからない問題から解いていくほうがいいでしょう。ただ、この順番は人によるので、自分で合う順番を見つけておきましょう!
どのくらいのスピードで読む??
共通テスト英語の一番の敵は時間です。80分で55ほどのマークを塗らなくてはならないため、時間配分が非常に重要です。時間配分に慣れるためには日ごろから時間設定をして問題を解くことです。
この時間を目標にしましょう。この時間以内で解くことができれば 十分に余裕を持って解ききることができます。
先ほども言いましたがセンターの過去問などを解くときは、80分ではなく60~70分で解く練習をしましょう。
試験当日は絶対に緊張するので普段以上に時間がかかります。短い時間で自分の目標点に到達できるように圧倒的な問題演習をしていくことをおすすめします。
ちなみに僕は過去問では最速60分で解き切りました。
共通テスト英語の長文問題で点数を取るコツ
迷ったら読み飛ばす
共通テスト英語は30秒悩んで出なかったら、その問題は飛ばすかいったんとりあえず適当にマークしておいて最後まで解き、時間が余ったら戻ってくるということが大切です。
共通テストは時間との闘いです。迷って結局答えがわからないという状態に陥ることが一番危険です。ひとつの問題に時間を使い過ぎないように注意してください。迷ったらその問題は置いておいて先にどんどん進みましょう。
設問を先に見て要注意ポイントを意識する
センター英語の長文問題は小問がきれいに文章の順番になっています。共通テストではどこまで同じように出題されるか現時点では分かりません。
小問1は文章の最初の方の内容が問われていて、小問5は最後の方の内容が問われているということです。問題を先に見ておき、問われていることを覚えておくことで文章を読みながら問題を解くことが可能になります。
文章を読む→問題を解くを繰り返すことで無駄に繰り返し文章を読む必要がなくなります。
まとめ
国公立大学志望であれば必ず必要で、私大でも共通テスト利用ができる大学入学共通テスト。その中でも一番重要とも言える英語の長文を攻略することは大学受験においてはとても大事なことです!高得点を取れるように勉強していきましょう!
共通テスト英語の長文に関してご質問やご相談はイクスタまでどうぞ!
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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