直前から仕上げるために!共通テスト英語対策におすすめの参考書を分野別に紹介します!
この記事はセンター試験対策を元に作成していますが、センター試験と共通テストで受験生に求められる勉強内容はほぼ変わらないため共通テスト対策の方法として参考にしてください。
新たに共通テストに求められるのは「思考力」です。この思考力を鍛えるためには「なぜ」を繰り返すことが必要です。思考力や考える力の鍛え方について深く説明している記事も参考にしてください。
> 共通テストとセンターの違いを明確に理解して高得点できるようにための考え方を教えます
こんにちは!一橋大学経済学部の笠原です!
今回は共通テスト英語を勉強する上でおすすめの参考書を紹介していきたいと思います。
共通テスト英語は文法問題、長文問題、リスニング問題と幅広い英語力が求められます。
参考書も英語を幅広く勉強できるように色んな種類のおすすめ参考書を紹介していきます。
共通テスト英語の勉強法や参考書についてさらに詳しく知りたい受験生はこちらもおすすめです!
> 【共通テスト英語】7割8割9割ごとの対策法と各大問の勉強法など完全まとめ
◇目次◇
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1.1 速読英単語(必修編)
1.2 速読英熟語
1.3 システム英単語
1.4 大学入試英語頻出問題総演習
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2.1 東進レベル別問題集レベル3,4
2.2 やっておきたい英語長文500
2.3 英語長文速読トレーニングLevel 2
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3.1 単語帳でアクセントはカバー
3.2 リスニングは音読でカバー
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4.1 単語帳は何度も繰り返し音読をしよう!
4.2 文法の参考書は間違えた問題を徹底的に復習しよう!
4.3 長文の参考書はまず問題を解こう!
4.4 復習は音読して、速読を身に着けよう!
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共通テスト英語におすすめの参考書~英単語・文法~
まずは英語の基礎の部分である英単語と英文法のおすすめ参考書を紹介していきます!英単語や英文法はまず始めに勉強するべきものです。これから紹介する参考書は共通テスト英語対策にも使えますが、そのあとの二次対策でも十分使用することができるものを選んでいますので参考にしてくださいね!
速読英単語(必修編)
「速読英熟語」と姉妹書に当たる速読英単語。200語ぐらいの英文が載っており、その文中に出てきた単語を覚えていく単語帳です。英文が載っているページの次のページに単語ごとの詳しい解説が載っています。速読英単語は本文と単語リストを音読して単語を覚えていくことをおすすめします。
速読英単語についてもっと詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
速読英熟語
およそ200語の英文が50題ぐらい載っており、それらの長文を読みながら英熟語を覚えることができる参考書です。
英文の中で覚えることができるので、ただの暗記だけにとどまらず文章内で英熟語が使われる具体例を一緒に学ぶことができます。文と一緒に熟語を覚えることで、長文問題などでスムーズに英熟語の意味が出てきやすくなります。
速読英熟語についてもっと詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
システム英単語
システム英単語の特徴は「ミニマルフレーズ」という数単語が並んだ英語のフレーズで単語を暗記できることです。ミニマルフレーズによって記憶のひっかかりが増え、単語の意味が暗記しやすくなります。速読英単語もシステム英単語と同様に多くの受験生に選ばれている参考書です。
速読英単語とシステム英単語であればどちらを選んでもいいと思います!迷った場合には直感で選びましょう!
システム英単語についてもっと詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
大学入試英語頻出問題総演習
「英頻」と呼ばれるこの問題集は英熟語や英単語、文法などの選択問題がたくさん記載されている問題集です。特徴は何といっても他の参考書と比べほどにならないほどの問題量です。
入試に出題されるほとんどの問題形式は網羅されているので、この参考書に載っているすべての問題を完璧に解けるようになったら共通テスト英語の問題は、文法の理解においてほとんど間違えることはないでしょう。それほどの網羅性があります。
大学入試英語頻出問題総演習についてもっと詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください!
共通テスト英語におすすめの参考書~長文読解~
続いては共通テスト英語の問3~問6にあたる長文問題対策におすすめの参考書を紹介していきます。
共通テスト英語の長文問題は文字数が500文字前後で、難易度はやや易しい問題が出題されます。以下で紹介していく長文の参考書は基礎的なものなので、共通テスト対策だけでなく難関大を狙う高1,2生の英語の勉強にも使用できますよ!
しかし、以下の参考書だと二次対策をするには簡単すぎます。二次対策用の参考書を知りたいという人は以下の記事を読んでみましょう。
東進レベル別問題集レベル3,4
東進が出版しているこの長文読解の参考書は1~6までレベルがあります。
1,2が高校初級レベル、3,4がセンター英語レベル、5,6が難関私大・難関国公立二次対策レベルとなっています。
この参考書は解説が特徴的で、一文一文に構文解説が載っています。どの単語がどの単語を修飾しているのか、その文章にどのような構文が使われているのかを細かく解説してくれます。復習する時は構文を意識しながら音読をしましょう。
やっておきたい英語長文500
共通テスト英語の長文問題と同じくらいの語数の長文問題がたくさん載っている問題集。
英文のレベルとしてもセンター・共通テストレベルなので、共通テスト英語の長文対策にぴったりです。これはシリーズ化しており、他にもやっておきたい英語長文300,700,1000があります。解説には長文の全訳がついているので、復習もしやすいです!ちなみに数字が大きくなるほど難易度が高くなっています。
やっておきたい英語長文500についてもっと詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
英語長文速読トレーニングLevel 2
この問題集は名前にある通り、速読を身につけるにはぴったりの問題集です。
解説には問題文の構文解説やそれぞれの指示語が何を指しているのかなど分かりやすく説明してあるので、復習で読み返すときにスピードを上げて読むことができます。また復習用として本文を節ごとに区切ったスラッシュ付きの英文が載っているので、速読を身に付けることができます。
リスニングと発音は普段から練習しよう
次は大問1で出題される発音・アクセント問題とリスニング問題に言及していきます。実際のところ、リスニングや単語、アクセント問題はこれといった対策用の参考書は必要ありません。
専門の参考書を使わなくても練習することができます。その方法を以下でご紹介していくので参考にしてくださいね!
単語帳でアクセントはカバー(センターでは出題されましたが共通テストでは出題されません)
アクセント・発音は単語帳でカバーしましょう。単語を覚える際にアクセントや発音も一緒に覚えてしまえば一石二鳥です。単語帳に載っている単語の意味だけに注目せずに発音・アクセントも欲張っておぼえてしまいましょう。
発音やアクセントには法則があり、センター試験には頻出で出題される問題がありました。
またセンター英語の発音アクセント問題を具体的にどうやって点数を取ればいいかを知りたい受験生は以下の記事で対策法を詳細に述べているので参考にしてみてください!
リスニングは復習するときに音読をして練習しましょう。音読をして耳から英語を聞くことによってリスニングの練習になります。また、速読の練習にもなります。特に共通テストのリスニングを対策していなくても音読を取り入れただけで共通テストリスニングで40点以上を取る受験生もいます。
問題集や参考書によってはCDがついているので、CDを聞きながら音読するとさらに効率良くリスニング対策をすることができます。
共通テスト英語のリスニング対策について参考書以外にも、勉強法や対策法を知りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
共通テスト英語で満点をとるための参考書の使い方
最後に共通テスト英語を勉強していく中で、どうやって効果的に参考書を使っていくかを説明していきます。参考書 の使い方によっては英語の成績の伸び方が変わっていきます。
参考書の使い方は人それぞれだと言われますが、今回は僕が一番効率的だと思う使い方を紹介していくので参考にしてみてくださいね!
単語帳は何度も繰り返し音読をしよう!
単語帳を使用する場合は一つ一つをじっくり覚えていくのではなく、早いペースで繰り返し覚えていく方が記憶しやすいです。
なぜかというと、人間は一度にたくさんのことは覚えられないからです。1日ずつ、こつこつ単語を暗記していくことでやっと単語の意味が頭に入っていきます。単語帳で覚えるときは無理に一度に覚えようとせずに、毎日少しずつ繰り返し覚えましょう。
また覚えるときは音読がおすすめです。音読をしながら覚えることで、耳からも覚えられるので、とても効果的です。
書いて覚えるという人がいますが、覚えるスピードが落ちてしまうので、おすすめしません。一日覚える単語を設定して、ひたすら繰り返し音読していきましょう。
センター英語の発音・アクセント問題について、もっと詳しく対策法や勉強法を知りたい人は以下の記事をチェック!(共通テストで発音・アクセントは出題されないため、飛ばしてください)
文法の参考書は間違えた問題を徹底的に復習しよう!
文法を参考書で勉強する場合、一周目はすべての問題を解き、間違えた問題にチェックを付け2周目以降はチェックのついた問題だけをやりこみましょう。
問題を解くときに重要なのは、きちんと根拠を持って答えることです。根拠が持てない場合はその問題にチェックをつけて、間違えたことにしてください。そうすることで自分が本当に分からない問題だけがチェックつけられます。
共通テスト英語の文法問題について、もっと詳しく対策法や勉強法を知りたい人は以下の記事をチェック!(共通テストでどの程度独立した文法問題が出題されるかはまだ分からないため、参考程度に読むことをおすすめします。)
長文の参考書はまず問題を解こう!
長文読解の参考書はまず設問をきちんと解きましょう。共通テスト英語はすべて選択問題となっています。長文読解の参考書は和訳の問題などもありますが、選択問題以外の問題もしっかりと解いてください。大学入試に共通した英語の力をつけるためには選択問題以外の問題も重要です。そして、間違えた問題はしっかりと復習しましょう。
復習は音読して、速読を身に着けよう!
設問の復習が終わったら解いた問題を3周ぐらい音読しましょう。音読するときの注意点としてはしっかりと英文の意味を捉えながら音読してください。ただの単語の羅列として音読しても音読の意味はほとんどなく時間の無駄になってしまいます。
意味を捉えながら音読をしないと速読はできるようにならないばかりか、問題にも正解できません。しっかり英文の意味も理解しながら音読をしましょう。
共通テスト英語の長文問題について、もっと詳しく対策法や勉強法を知りたい人は以下の記事をチェック!
以上で共通テスト英語の対策をするための参考書をご紹介していきました。共通テスト英語で1点でも多く点数を取り、志望校に近づきましょう!