在学中に10か国以上制覇した僕が大学の留学制度をまとめてみたin中央大学

みなさん、こんにちは。

中央大学4年の茅野秀平です。今日は中央大学の留学事情について詳しく書いていきたいと思います。

簡単に私がどのような留学制度を利用していたかをまずは書いておきます。

①SENDプログラム(現在は廃止)☛イギリス・ベトナムに留学

②課外活動応援奨学金☛インドネシアで研究を行った

と4年間で2つの留学制度を利用して計3か国に行きました。これ以外にも魅力的な制度がいくつもあるのでそちらも紹介しながら、中央大学の留学制度について考えてもらったり、実際の大学生活について考えていただければと思います。

留学の種類ってどんなものがあるの?

まずは中央大学の留学制度をいくつかのカテゴリーに分けて紹介していきます。

①交換留学

みなさんが留学と聞いて最初に想像するのが、このスタイルの留学だと思います。いわゆる大学と協定を結んでいる外国の大学に半年ないしは1年間留学するというものです。中央大学では毎年70人ほどが利用している制度です。(中央大学HPより)

この留学制度は、基本的に留学先での単位認定がされるために授業をうまく取っていくと4年間でストレートに卒業できます。この交換留学には2つの成績が必要となる場合がほとんどです。1つは大学の成績、そしてもう一つは外部の英語試験のスコアです。一般的にTOFELやILETSという試験を受けて一定以上のスコアを収める必要があるため比較的難易度は高めです。

②認定留学

交換留学との違いでいくと、この認定留学は自分で行きたい大学を調べてそれが大学側に受理される必要があるという点です。手続き等も基本は自分ですべてやる必要があります。中央大学では毎年30人ほどが利用しています。(中央大学HPより)

先ほどの交換留学同様、留学先での単位認定がなされるために、うまくいけば4年間で卒業できるメリットがあります。また留学先の学校が求める英語スコアや大学での成績も必要です。ほとんど交換留学と制度自体は変わらないですが、自分で探して自分で手続きを進めなくてはいけないあたりはさらに難易度が高めです。

③短期留学

これが最もポピュラーな留学制度になると思います。中央大学では毎年250人ほどが利用しています。(中央大学HPより)

春休みや夏休みを利用して短期間(基本は1カ月未満)で留学をするという制度です。一般的には語学を目的とした留学になりますが、私の利用したSENDプログラム(後述)や文学部で実施しているグローバルスタディーズといった文化交流などを目的とした留学の仕方もあります。

魅力的な留学制度

「留学」と一口に言ってもたくさんの制度があることがわかりました。みなさんの想像する留学というと語学を学ぶ留学が多いと思います。しかし語学留学以外にもたくさんの魅力的な留学があります。ここからは中央大学独自で行っているグローバル・スタディーズというプログラムを紹介します!

グローバル・スタディーズとは?

通称グロスタと呼ばれるグローバル・スタディーズでは、大学教授の研究テーマに沿って約1週間海外に行き、文化交流や研究、異文化体験を経験するプログラムです。中央大学の総合政策学部以外の学生が誰でも参加できる留学制度となっています。2014年度の新設され、毎年100名弱の中大生が利用しています。

2016年度の主な渡航先としては、ベトナムや韓国、ハワイ、台湾などで各プログラム4~18名の参加となっています。プログラムの内容としては、ベトナムのIT企業と協力をして現地のIT産業の状況を視察するものから、ハワイでグローバル教育の教材づくりを行うといったものがあります。

普通の留学と違い、語学以外の目的意識を持って、実際に自分の目で見たり、やってみたりすることで日本ではできない経験をすることができます。海外旅行以上留学未満の気軽さとはっきりとして目的意識を持って主体的に参加することが求められるプログラムです。

中大生の留学体験談

ここからは具体的に私が利用していた留学制度がどのようなもので、留学中の話や留学前後の大学生活などを掘り下げます。

一般的な留学制度の概要や体験談はぜひ中央大学のホームページを参考にしてみてください。

☛http://www.chuo-u.ac.jp/international/outbound/type/

SENDプログラム

このプログラムは、現在は募集を停止しているのでこの記事を読んでみていきたいと思った人には申し訳ないという想いもありますが、中央大学にはこうした魅力的な留学制度もあるんだということを知ってほしいので書いていきます。

この制度を一言でいえば、「海外で日本語を教える」ということになります。正直いまいちピンとこないですよね(笑)

みなさんも英語を学校などで学習していると思いますがその感覚に近いと思います。日本以外に住む外国人で日本語を学びたいと思っている人に、実際に私たちが現地に行って教えようというプログラムだと思えばざっくり概要が伝わると思います。

「日本語なんて勉強する外国人ってそんなにいるの?」と思う方もいると思います。確かに日本語は日本でしか話されない言葉ですし、日本で生活する外国人ならまだしも、海外にいて需要があるのかと思うのが普通です。私も思っていたので(笑)

海外の方が日本語を学ぶのには大きくわけて2つの理由があります。

①将来、日本で勉強したいまたは仕事で日本に行くので学んでいるアカデミックなパターン

②日本の文化が大好き(例えばアニメや音楽、食文化)でそこから日本語を学びたいという娯楽的なパターン

このプログラムではこの両方のパターンの人を日本語を教えることになります。プログラムの期間は1年間で、その間に2回の留学をします。私は、イギリスの英国国際研究所(IIEL)とベトナム・ダナンのダナン外国語大学にそれぞれ1カ月留学していました。イギリスでは研究所に入って、実際に授業を受けたりもするのですがその受講料などが免除になりました。

このプログラムの特徴は、全過程終了後に、国際的な日本語教師の資格を取得することができることです。個人的にはずっと続けてほしいプログラムだったので募集停止になったのは残念です。

プログラムは1年にもわたり、留学以外にも毎週必修の授業や日本語教師になるために必要な授業の選択履修もあるのであまり自分の学部学科の授業が取れなかったのですが、それでも4年間で難なく卒業できるのでそれもすごく良かったです。中央大学の短期留学は大体、留学前に留学に関する授業を履修することが必須なのですが、そのおかげで留学に行くまでに様々な知識が身につけられて、留学先でも有意義に過ごせるので留学に行きやすい環境は整っています。

留学に行く前って準備が大変じゃないとか、必修の授業とかあって大変じゃないと思うかもしれませんが決してそんなことはありません。また語学留学を考えていて、外部の英語スコアが必要だとか、留学前に英語を学んでおきたいということであればこのあと紹介する特別講座に無料で参加できるのでものすごくスムーズに留学できます。

ここで私の留学中の生活のほんの一部を紹介しておきます。留学を考えている人には参考になると思うのでみてください。

私の友人で短期の語学留学に行った人もみんなこんな感じで平日は勉強に追われて、休日はがっつり休みというスタイルが海外流ともいえると思います。海外の学校に通うと驚くのが、ディスカッションの多さと宿題の量の多さですね(笑)自分の考えを形にしたりする機会がとても多く、またインプットする知識も日本の学校とはケタ違いだなと感じました。

SENDプログラムでは、実際に授業を考えて実習する機会もたくさんあります。実際に外国人に日本語を教えたり、その中で文化交流をしたりする中で多くの気付きを得ることができました。良くも悪くも日本人であることを強烈に意識しますし、日本の良さを再発見できたり、外国と日本のつながりを考えたりできたことが自分の人生の財産だったと思います。

実はこのプログラムに参加したきっかけは、単純に留学に行きたいからということでした。正直語学留学でもよかったのですが、中央大学には語学留学以外にも様々な留学制度があって、たまたま目に入ったのがこのプログラムでした。なので最初から興味があったわけではなく、多様な選択肢の1つだっただけのきっかけでした。そのたまたま出会ったプログラムで私の人生は大きく変わったと思います。

これは言葉にしづらいのですが、まず多様な価値観に触れられたことが非常に大きかったです。このプログラムの最後にベトナム・ダナンで大学の日本語教師として約1カ月間日本語を教えていたのですが、そこで学ぶ学生の価値観がまず違いました。

日本がいいとか悪いとかそういうことを言うつもりではないのですが、ベトナムの学生は本当に必死に将来のことを考えて勉強していると思いました。正直、母国語のベトナム語以外に日本語と英語がしゃべれて、日本語はネイティブと変わらない水準の子たちが、ベトナムでは仕事がないから外に行くしかないと嘆いていました。もちろん国の経済水準が違うというのもあるのですが、日本だったらそのレベルの学生は就職先にはまず困らないですし、いろんな仕事ができるでしょう。

でも彼ら彼女らにとってはそれでも生きるのに必死なのです。だから目の前のことに真剣に取り組んでいる。その姿勢に心を打たれ、自分も何かしないとという気持ちにかられました。

あとはいい意味で日本人を意識しました。外から日本を見て、日本を知らない人に日本を説明し、行く先々で日本人という眼鏡で判断されることはとても刺激的で、改めて日本人だなと思いました。この経験は、普段日本で生活するなかでも日本人はこうするけど、あの国の人はああするだろうなとか考えることにつながっています。

いろんな方向から物事をみて、当たり前のことを当たり前だと見過ごさないことは今の自分にとって大きな財産として生きています。

なので今高校生で、将来留学したい人には、ぜひ大学のいろんな留学制度を見てほしいです。その中でも中央大学の留学制度はかなりいいと思います。次に僕の友達である中央大学4年のKくんがオーストラリアに留学に行ったときの体験談を紹介します。

1カ月短期留学プログラムについて

●中央大学どんな留学制度を使って、どこにどのくらいの期間滞在したか?

中央大学の短期留学プログラムを使って、オーストラリアのメルボルンに一か月滞在していました。

●留学する際に大学のサポートはどれくらいあった?

大学主催の事前説明会が二回ほどあり、保険の案内、気を付けたいこと、留学までにやるべきことなどを教えてもらいました。あとは奨学金に申し込んだので、10万円の補助もいただきました。

現地では、いつでも連絡の取ることができる窓口を用意してくれていて、実際にひどいホームステイ先だった友達は場所を変えてもらっていました。

●この留学制度のおすすめできるポイントはどこか?

この留学制度は英語力に関係なく、気軽に海外生活を体験できるというところにメリットがあると思います。また、現地の学生と関わることができるように留学先のスウィンバーン工科大学の学生と二人一組でバディを組んでもらうという制度もありました。日本人留学生は自分のバディに街や観光地を紹介してもらったり、遊びに行ったり、バディの友達と交流したりと現地の人と関わるチャンスをもらいました。自分も現地で行われていたF1を観に連れて行ってもらいました。

●留学に行ってどのようなものが得られたのか?

自分の英語力の未熟さに気付いたと同時にコミュニケーションをしようと思えばある程度できるということがわかりました。右も左もわからなかった時、ホームステイ先の方やアジア圏の同じ留学生に助けてもらい、人の温かさを感じました。それと同時に自分は周りに困っている人がいた時に助けられるかなと普段の自分を思い返すきっかけになりました。また、現地のおじいちゃんと話す機会があり、「若いうちは引きこもってネットばかりやっていないで色んなことをやってみなさい」と力強く言われたことを昨日のことのようによく覚えています。いつまでもこの言葉を忘れずに生きたいものです。

まとめ

この中央大学の留学制度や様子については今後も適宜更新していきます!何か中央大学の留学について聞きたいことがあれば、サイト内でもいいですし、ライン@でもいので質問していただければと思います!

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