なぜ僕は数学教師を目指しているのか、そして大学でやっていること
はじめに皆さんより先を生きる先輩として、夢を見つけるための参考のために自分が今の夢を決定するにいたった経緯を書きます。次に実際に数学教師になるために考えた大学選択の話を書きたいと思います。
僕が数学の教師を目指すに至った経緯
夢を考えること、夢のために努力することは中学生・高校1・2年生の時の自分にとって「くだらない」や「ダサい」という印象を持っていました。現実性の無い奴らだと周りの見下していた調子にのっていた子だったと思います(笑)。しかしながら受験生になると「大人になること」という大きな壁が差し迫っていることに気づきました。
「人生」は人それぞれなので一概には言えず自分の考えではありますが、「大人になること」と言うのは努力をしてお金を得るという経済的な自立が一つの大きく関わっていくと思います。そのため、今後の長い人生を大きく左右する仕事選択が大学受験をする前の鍵となりました。
仕事、仕事、仕事・・・。真剣に考えた事が今まで無く、子供の時にメディアで流れていた「不景気」「就職氷河期」「リストラ」などの言葉が印象的で夢が無く、ただただ安定した公務員を当初は目標としていました。しかしながら、某予備校で夢に向かって努力している1つ2つ上の大学生を見ていきいきしている印象を受けて、自分も仕事選択のうえで好きな事を考えるようになりました。
自分の好きな事と言われてもすぐに浮かぶ訳ではないので過去を振り返ってみた結果以下の事に気づきました。自分はバスケットボールを中高6年間やり、部長や副部長を任されていました。
そのなかでの経験として新入生にいろいろな事を要領良く教える事が得意な事に気づきました。また普段の学校生活でも数学が得意で、困っている生徒にヒントを考えてあげたり、簡潔に説明する事が得意だったのを覚えています。
転校が多かった経験から
また、転校が多かったために、友達をすぐに覚えないと!というプレッシャーから名前を覚えるのが早く、友達が多かったために「コミュニケーション」が少し優れているのかな?と考えていました。以上の事から自分は「教育」というジャンルを選び、これまでの体験をベースとした様々な思いから「数学教師」を選びました。
これは自分の人生なので参考になることはないのですが、伝えたい事は「皆さんの人生の中には少なくとも長所になる事がある」ということです。これから、どんどん不景気になる社会を突きつけられて育っている私たちは自分の好きな事を忘れてしまいがちです。
定年まで約40年近く続けるかもしれない仕事に対しては好きな事をやるべきなのではないでしょうか?今一度受験前に考えてみてください。
教職所得を考えている受験生へ
長くなってきたのでここで本題に。教師の資格は教育学部以外でも取る事ができます。
教育学部の良いところは普通の卒業に含まれる単位に教職の授業が組み込まれていて、余分な授業数が少なくバイトやサークルといった自分の好きな事に当てられる時間が多いです。
反対に自分は理工学部なので理工学部の例で話すと、ほとんどの理系には「実験」がありレポートの量などが多く、他の事を兼ねてやるのがきついと言われています。また、全生徒が受けられる事を考慮して授業時間も6限(私の大学だと19:20まで)にあり、他のことに使える時間が少ないです。卒業に関わる単位にもほとんど含まれないため、大変厳しいです。
欠点ばかりかと考えると、私の場合何か一つ「専門性」と言う物が欲しかったので理工学部に入りました。教師になって生徒に教える以上、社会経験がしたかったので将来就活をする予定の人は教育学部以外に入って別の道を選択肢に含める事をおすすめします。
自分は教師を強く志望しているため厳しいことにも耐えていますが、ただ資格のために教職を取ろうとしている人はもっといい時間の使い方をすべきだと思います。
もし、同じ教育業界を目指す人がいたら、未来の教育のために全力で共に頑張りましょう。