大学受験、大学に行く意味が分からない?同じ悩みを持っていた私が社会人になって見えた結論
大学に行く意味がわからない。
受験勉強をしている中で、何度も頭を巡るテーマだ。特に、受験勉強が辛くなった時に悩むのではないだろうか。「勉強つらい、このまま勉強を続ける意味はあるのか。」ただ、端的に結論を言えば、大学受験は自分のためにやっている。大学に行くのも、勉強するのも、受験をするのも自分の意思だ。どの大学に行こうがその責任は誰も取ってくれない。
では、大学にいかなければどうなるのか。
就職を選ぶ人もいれば、海外に行く人もいれば、ふらふらする人も。色々な道がある。起業をする、それも一つの選択肢としてありかもしれない。でも本当のことを言うと結局どれが正解だなんて、きっと死ぬ誰にも分からない。死んでもわからないかもしれない。世間では難関大学と言われている大学の卒業した私がただ、一つだけ言えるのは「大学に行くことでそのあとの圧倒的に選択肢が広がる」ことだ。偏差値が高い、いわゆる「難関大学」に行けばいくほど、こうした選択肢は広がる。抽象的だが、たったこれだけでも、大学に行く意味は、ある。
やりたいことを見つける時間を取りたい人こそ難関大学に行く意味がある
私が受験生のときに早稲田を受験する意味が分からなくなった時、私を支えてくれた先輩の言葉は、「早稲田に行けば、やりたいことに手を伸ばすと、何でもできる環境が整っている。これだけは自慢できる」という言葉だった。
これは、早稲田に限らず大学という環境の特権だ。この言葉は嘘ではなかった。そして、未来にワクワクできる刺激を常に与えてくれる環境がそこにはあった。
大学は「やりたいこと」を確認する場所
もう一つ、選択肢という言葉で今になって思うことがある。友人の話だ。
IT系の高専に行き、20歳で就職した彼が自分の人生の選択肢を決めたのは高校一年の時だった。当時、自分の好きだったパソコンにもっと関わりたくて高専を決断した。その選択は自分で選んだものだから今、後悔はない。ただ、大学に行っていればもっと様々で刺激的な人と出会え、自分の人生が変わっていたかもしれないなという思いは何度も抱き、後悔した過去もあったという。
私の場合、紆余曲折あったものの、高校生の頃から持っていた「夢」は変わることはなかった。しかし、この「紆余曲折」を経たことによって、その夢に対する思いや意味を再度確認できた。こうした「紆余曲折」を与えてくれるのが大学だ。社会人になったら、はっきり言って揺れ動く時間は少なくなる。時間に追われる。結果的には大学に入る前と卒業した後を比べても私の夢は変わらなかったが、寄り道に大きな意味があったと言える。
奨学金を利用してでも大学に行く意味はある
とはいえ、金銭的な事情で大学に行けない人も沢山いる。それでも、自分でバイトなどをして稼ぎながら大学に来ていた友人も私は見ている。奨学金を借りている人なんて、もっとたくさんいる。奨学金の制度は様々な形式があり、ほとんどの人が奨学金を受けられる環境がある。だから、お金の問題は本質的な問題にならない。だが、社会人になってからそれらの奨学金は返すことになる。そこまでしてでも、大学に行く意味は間違いなくある、と断言できる。(もちろん、自分での四年間の使い方次第だが)
私の近くには奨学金で大学に通っている多くの大学生いたが、そういう大学生はほぼ全員充実した大学生活を送っていた。大学では活発に活動し、自分のやりたいことを必死になって探していた。奨学金を借りているというのはつまり、自分で負債を持っているということだ。だからこそ、大学に入った意味を自分で探すのかもしれない。それでも活発に活動して必死にやりたいことを探すような大学生活は人生において欠かせないものだ。
しかし、本当に金銭的に困っていて大学受験受験するか考えている人もいるだろう。奨学金の制度について説明している記事を紹介するので参考までに。
人生の選択肢を広げたいならば一流大学を目指して欲しい
そして、「偏差値」を気にする意味も、選択肢に関わってくる。
より広い選択肢を将来の自分に残したいのなら、上のレベルを目指す意味がある。日本の就職の多くはいまだにまったくもって学歴主義だ。希望の企業があっても、容赦なく説明会の選考で(意図的に)学歴で切られる。つまり、大学名だけで面接に進めないことがある。それが、事実だ。会社も新入社員の採用に何千万もかけているのだから、効率性を重視するのは仕方ない。
そんな日本社会で人生の選択肢を広げたいなら勉強するしかないのだ。私はこの「学歴主義」には納得いっていない。ただ、このシステムを変える力は私にはない。だから今は郷に入っては郷に従わなければならない。
しかし、逆に考えれば勉強さえ頑張れば大学以降の人生を自由に選ぶことができるというのは素晴らしいことではないか?高校で勉強しておけば人生の可能性は何倍にも広がる。
選択肢を拡げてくれるのが大学という場所
もちろん、色々な人生がある。大学にいかなくたって道を切り開いた人もたくさんいる。ただ、自分の道が決まり切っていないなら。より多くの選択肢を残しても良いのではないか?何度も悩んだ私が、最後まであきらめずに受験を達成できたのは、こうした意味を大学に見出したからだった。
受験生の間に一度は受験の意味を考え、勉強を辞めたいと思うことがあるだろう。しかし一度冷静になって考えてほしい。大学以降の人生を想像してみてほしい。冷静に考え、想像することができたなら今勉強していることは絶対に意味のある事だとわかるはずだ。今の勉強は裏切らない。必ず報われれる。
大学へ行って人生の選択を広げよう。
受験の意味にについてまだ納得いかない人は以下の記事も参考にしてみてください。
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イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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