漠然と模試を受けてない?模試をバネにするためのSee・Plan・Do法!
中央大学文学部教育学科のエースです!みなさん、模擬試験、通称「模試」を正しく活用できていますか。
「模試は受けたら受けっぱなし。」
「言われるがままになんとなく受けてる。」
このように思っている人がいたら今から考えを改めてください。
私は今まで何百人という受験生をみてきました。そこから言えることがあります。模試こそ最高の演習であり復習の場である。
ではなぜそう言えるのか。模試とはそもそも何のためにあるのか。
◇この記事の目次◇
ビジネス界でも頻繁に使用される実践的フレームワーク「See・Plan・Do」
企業とはビジネスの目標を達成するために多くの業務が行われています。成果に対して優秀な企業でよく使われているフレームワークがSee Plan Doであり、PDCAとも似ています。
①See~目標点決めと自己採点~
まず模試を受ける際に必要なことは目標点を決めることです。目標点を決める際に重要なのは「第一志望合格者の目標点と現実のギャップ」です。もちろん模試ごとに合格者がどのくらいの点数をとればいいのかというのはあります。しかしその点数を取る実力がないのにむやみやたらにその点数を目標にするのは止めましょう。現実を把握しつつ取れる最高の点数を設置しましょう。これは結構難しいので模試を繰り返し受けていく中で徐々に感覚として覚えていきましょう。
そして模試を受けた後の自己採点も大切です。なぜなら共通テスト本番では成績表はなく自己採点で国立大学に志願を見極めたり、私立の共通テスト利用の合否を判断します。模試から正確に自己採点をすることを心がけましょう。
②Plan~次の模試への計画立て~
次に今後の計画を立てましょう。計画立てに関して意識すべきことは2点です。
1つ目は「次の目標点を設置すること」、2つ目は「現状と目標のギャップを埋めることを考える」です。
次の目標点を決めないで勉強してもどこまで勉強したらいいかの途中点が見えません。これは確実に設定しましょう。そして重要なのはその目標点と現状のギャップを認識することです。つまりギャップを認識すると何の科目をどれくらいやればいいのかが明確になります。それができなければ目標も達成できないと考えて計画を立ててください。
③Do~実行する~
これは説明必要ありませんね。いくら自己採点して現状認識し、計画を立てても実行できなければ何の意味もありません。継続していくためには1週間ごとに進捗を確認することです。そのためにはスケジュール帳などを用意してどこまでできているのかを日々確認できるようにしておくとやりやすいです。
模試は現状を知るだけでなく、次の目標の目安にもなります。一つ一つの模試を大切にしましょう。
大学受験では超重要な模試。でもこの模試の本当の使い方って学校でも塾でもあまり教えてくれなくないですか?模試について絶対知ってほしい考え方と知識をまとめました。