共通テスト前日は勉強すべき?寝るべき?後悔しないための前日の過ごし方
みなさんこんにちは。イクスタです。いよいよ共通テストも近づいてきましたね。
受験生の皆さん、共通テストの前日にやるべきことはご存知でしょうか。試験で自分の実力が充分に発揮できるように準備を怠ってはいけません。
共通テストの前日に見てくれている人、12月くらいに見てくれている人などこの記事を見る時期はさまざまだと思いますが、試験で自分の実力が発揮できるような共通テストの前日の過ごし方を伝授したいと思います。
緊張で寝れない人、どうやって過ごしたらいいかわからず不安な人、寝れないからといって徹夜しようなんて考えている人にぜひ読んでみてください。
◇目次◇
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1.1 普段通りに過ごす
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2. 共通テスト前日の過ごし方
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2.1 過ごし方① 今まで通りに過ごす
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2.3 過ごし方③ 当日の準備を入念に
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2.5 各科目で前日にやること
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3. 最後に
共通テスト前日を迎えるにあたって
共通テスト試験を迎える人の心境はさまざまです。国公立受験の人は共通テストの結果が重要ですし、私大専願でそれほど共通テスト試験を重視していない人もいるでしょう。
ただ1つどの受験生にも共通して言えるのが、共通テスト試験は大学受験で1番最初の大きな試験ということです。共通テスト試験を受験する前に特待生入試などを受けている人もいると思いますが、規模としては大したことはありません。
しかし共通テスト試験は毎年50万人以上の受験生が受験する試験です。本当に緊張しない人もいますが、少なくともこの日を意識して勉強してきたはずです。いわば受験のスタートとなる試験です。本気で勉強してきたからこそ、特に前日はいろんなことを考えて不安になったり、勉強に手がつかなくなったりするものです。
とは言っても前日に特別なことができるわけではありません。いくら問題予想しても当たる確率は低いですし、何かできるわけではありません。私が4年間数百人の受験生を見てきて言えることは、「普段通りでいい」ということです。
なんか当たり前のことを言っていますよね。でもこの「普段通り」が大事なのです。ちょっとアスリートを例に考えてみましょう。
スポーツ選手はルーティーンを持っている
例えば、メジャーリーガーの前田健太投手。どんなに大きな試合前でも決まったルーティンをして試合に入ります。ラグビーワールドカップで大活躍した五郎丸歩選手は、おなじみになった五郎丸ポーズを必ずキックの前に行います。サッカーの本田圭佑選手は、試合前に必ず自分の活躍するイメージを作って試合に入っています。
どんな状況でも普段通りにやるべきことをやるのが、力を引き出す秘訣なのです。受験も同じです。当たり前にやってきたことを全力でやることが一番いい過ごし方なのです。試験で結果が出るかは今までの積み重ねであり、やってきたものをどれだけ出せるかなのです。
レスリングの代表監督である栄さんが試合前に選手にかける言葉があるそうです。
勝ち負けではなく、今までやってきたことにフォーカスをあててみんなにアドバイスするそうです。みなさんもこれまでたくさんの辛いことを乗り越えてきたと思います。この「努力」した経過は決して変えることのできない事実なのです。
共通テスト前日の過ごし方
なので前日と言ってもやることは「いつも通り」でいいと思います。むしろ特別なことはせずにいつも通りに過ごすべきです。当たり前のことを当たり前以上にやった人が成果を出すのが大学受験です。
それでは共通テスト試験前日にやるべきことをリストアップしてみます。
過ごし方① 今まで通りに過ごす
共通テスト試験直前は過去問を解いて復習して、それ以外はインプットをするという人が多いと思います。このやり方は変えずに前日も同じように過ごすのがいいと思います。
過ごし方② 今までやった教材を復習する
受験生活の中で自分が愛用した問題集や参考書、単語帳などがあると思います。それをもう1度開いて復習するのもおすすめです。人間の脳は、人の普段やっていることと結びついて記憶すると言われています。いつも愛用したものを見直すことで忘れかけていたことも思い出せるきっかけになると思います。
過ごし方③ 当日の準備を入念に
勉強に身が入らない人もあまり共通テストを気にしていない人も共通して取り組んでほしいのが、当日までの準備です。当日に受験票を入れればいいか、時計は当日に探せばいいかなんて思っていると当日に痛い目に遭います。準備は前日にし終わり、あとは試験会場での昼食をつめるだけの状態にしておきましょう。
共通テスト前日に寝れない人、どのくらい睡眠時間を取ればいいかわからない人
共通テスト前日の睡眠時間ですが、当日に備えてに寝すぎる人や寝れないから徹夜する人がいます。しかし、睡眠は寝すぎても寝なさ過ぎてもいけないのです。
一番いいのは、普段寝ている時間の1時間くらい前には布団の中に入り、家を出る2時間以上前には絶対起きることです。試験当日はいつもより少し早めに起きる人がほとんどだと思います。
普段より1時間くらい早く布団に入っておくといつも通りの睡眠時間が取れるはずです。また寝れない場合でも横になって目をつぶるだけで人間の脳はスリープモードになるので目をつぶって横になっておきましょう。
当日の朝は必ず余裕を持って起きましょう。もしかしたら雪が降るかもしれません。乗るはずの電車が遅延しているかもしれません。緊張していると大いにハプニングが起こる可能性があるので、前日にしっかり準備した人も余裕を持って起床しましょう。
徹夜は絶対にやってはいけない行為
睡眠に関することで一番やってはいけないのは徹夜をすることです。人間は睡眠をとらなければ、確実に脳の活動が衰えテスト本番では集中できないでしょう。
そもそも徹夜で勉強してもいい点数はとれるようになりません。勉強は積み重ねなので、無理に徹夜をすることなく十分な睡眠をとりましょう。
寝れない人は布団に入って目をつぶるだけでも大丈夫です。布団に入って目をつぶるだけで、脳は休憩することが出来ます。
各科目で前日にやっておきたいこと
最後に前日に各科目やっておきたいことを教えていくので、参考にしてみてください。
英語
単語帳や文法で苦手な箇所を総チェック。長文も1~2題はやって感覚を養っておきましょう。英語は感覚が大切なので、前日には英語の感覚を忘れない程度に勉強しておきましょう。
どちらかというと長文問題よりも単語や文法を重点的にやりましょう。なぜかというと、単語や文法は覚えているだけで点数がとれる場合があるので、直前に勉強したものが出てくるかもしれないからです!
国語
文章読解は必ずやるべき。時間配分に意識して解いてみましょう。本番になると緊張して過去問を解いている時よりも時間が短く感じます。英語と同じように国語も感覚が大切なので、感覚を忘れないように文章読解は前日にも解いておきましょう。
数学
苦手分野の復習。ある程度大問ごとで出る分野は決っているので、忘れている公式を思い出すなどはしておくべきです。
正直言って数学は前日にやることはそこまでありません。数学は積み重ねで点数が上がる科目なので、前日には他の科目に時間を費やしましょう。
社会・理科
日本史や世界史、物理などの社会・理科も苦手分野の復習。共通テストは範囲がまんべんなく出るのでどの範囲が出題されてもいいように苦手分野は重点的につぶしておきましょう。今まで使っていたノートや参考書などを見返したりするのが一番いいと思います。
社会や理科は共通テストの1日目2日目の1番最初の教科なのでこの出来がそれ以降の科目を解くときのメンタルを左右しかねません。なので共通テスト過去問を1年分でもやっておくと、気持ちを楽にして臨めるのではないでしょうか。
最後に
もう1度栄監督の言葉を思い出してください。
「これまで世界一キツイ練習をしてきたんだ、お前ほど努力した選手はいない」
他人は関係ありません。自分なりにやるべきことはやってきたはずです。それでは幸運を祈ります。
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