スタディサプリの料金は授業やテキストを含めていくらかかるの?イクスタがすべてまとめます。
こんにちは、イクスタ編集部です。
今回はスタディサプリを使う際に必要な料金について、イクスタが独自に調査をしました。
最近、スタディサプリの料金体系が複雑になってきたため、
「受験でスタディサプリを使おうと思ってるけど、結局いくらかかるのはわからない」と言う受験生の皆さんはたくさんいると思います。そんな受験生のために今回の調査を実施しました☆
イクスタ編集部が実際に有料登録をして調査をした記事ですので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読めばスタディサプリに払う可能性のある料金がすべてわかるので、契約したあとに「こんなところにお金がかかるとは思ってなかった」という事態を避けることができます。
これが、スタディサプリでかかる費用の一覧です。
スタディサプリ | (税込)料金 | 支払回数 |
---|---|---|
基本料金/月額 | 1,058円 | 契約中は毎月 |
テキスト1冊 | 1,200円 | 購入回数に応じて |
合格特訓プラン | 10,584円 | 毎月 |
夏期講習パック | 32,184円 | 1度きり |
秋季講習パック | 42,984円 | 1度きり |
秋季講習冬期講習パック | 85,968円 | 1度きり |
秋季講習冬期講習/1講座 | 10,584円 | 受講講座に応じて |
大学受験生がスタディサプリを入試までの12ヶ月間使うと想定すると、使い方によって12,696円~269,876円の料金が発生することがわかりました。
スタディサプリでは使うサービスによって料金が大きく変わってきます。どのサービスを使ったらどれくらいかかるのか、組み合わせをいくつか作成するので参考にしてください。
スタディサプリで必要な料金の種類
スタディサプリで使える機能と、その機能を使うために必要な料金をまとめました。
1 固定の月額契約料
2 テキスト
3 合格特訓コース
4 夏期講習
5 秋期講習
6 冬期講習
スタディサプリを使う際には以上の項目で料金が発生する可能性があります。上記以外で料金が発生することはありません。
月額料金、テキスト代金、講習など、どれくらい使ったらいくらかかるか大学受験生のタイプ別にシミュレーション
スタディサプリには授業や合格特訓プラン、冬期講習など様々なサービスがありそれぞれ料金が異なります。大学受験生はそれぞれ自分にサービスを申し込むので料金が一人ひとり変わってきます。実際の受験生はどれくらいの料金を払う必要があるのか、シミュレーションをしてみました。最安で12,696円、最高で269,876円の料金が発生する可能性があります。
月額料金、テキスト購入代金、合格特訓プラン料金、夏期秋季冬期講習それぞれをいくつか申し込んだパターンをいくつか作成します。イクスタの大学受験の経験から、実際に受験生が申し込む可能性のあるパターンを想定して作成しました。
月額料金のみの場合、12,696円
スタディサプリで毎月支払う必要のある月額料金1,058円を12ヶ月支払う場合の料金です。このパターンではテキストの購入や、合格特訓プラン、講習などは全く申し込まないパターンです。もっとも安くスタディサプリを使いたい場合にはこの料金が発生します。
月額料金と6つの授業でテキストを購入する場合、19,896円
上記の月額プラス、6つの授業でテキストを購入する場合を想定しています。例えば私立文系で3教科それぞれにつき2つの授業でテキストを購入する場合を想定しました。このプランでは合格特訓プラン、講習などは想定していません。
月額料金と6つの授業でテキストを購入し、秋季冬期講習を申し込む場合、105,864円
上記の私立パターンに、入試の直前期に秋季冬期講習を申し込むパターンの料金です。各科目基礎の勉強はスタディサプリの従来の授業や市販の参考書で進め、直前に難しいレベルの授業を受けたくなった場合を想定しています。
月額料金と6つの授業でテキストを購入し、合格特訓プランを申し込む場合、146,904円
上記の私立パターンに毎月の合格特訓プランを追加したパターンです。上記までは2万円の料金で収まっていたのに対し、合格特訓プランを加えると一気に15万円近くの料金になります。
月額料金と10つの授業でテキストを購入し、合格特訓プラン、夏期講習、秋季講習、冬期講習すべてを申し込む場合、269,876円
12ヶ月間でスタディサプリの全てのサービスを利用した場合の料金です。10つの授業となっているのは、国公立志望で5教科それぞれ2つの授業でテキストを購入した場合を想定しました。テキストをさらに購入する場合にはこの27万円の料金にテキスト購入代金が上乗せされます。
ちなみに、スタディサプリでどれくらいテキストを買う可能性があるかの参考として高3対象の授業数を調査しました。
英語 7授業、数学6授業、国語 9授業、物理 3授業、化学 6授業、生物 3授業、日本史 4授業、世界史 4授業、地理 1授業です。
それではここから、それぞれの料金の詳細と支払いに関する情報をご紹介していきます。
スタディサプリの月額契約料980円
スタディサプリを使うすべてのユーザーが払う必要があるのが、この月額契約料です。支払い方法の手段としてクレジットカード払いを選択した場合のみ、最初の14日間は無料で使えます。また、不定期でキャンペーンを実施していることがあり、無料になる期間が1ヶ月間になることもありますが、基本的には月額980円です。月額980円は税抜き価格のため、税込だと1,058円となります。
月額のコース利用料は以下の4つの方法から支払うことができます。
1 クレジットカード支払い
2 携帯キャリア支払い
3 コンビニ支払い
4 iTunes Store支払い
クレジットカード決済に関しては、クレジットカードの番号と暗証コードを打ち込むことで決済が完了します。毎月決められた日に決済が発生し、数が月後にも途中で解約をすることができます。一番便利な支払い方法ですが、クレジットカードを持っていないけば選択できません。基本的に高校生が持つことはできないので、保護者の方やご家族のクレジットカード情報を得る必要があります。
携帯キャリア支払いに関しては、スマホの回線をdocomo、au、ソフトバンクで契約している場合のみに選択できる支払い方法です。毎月のスマホ通信料に月額が上乗せされます。クレジットカード支払いとは異なり、最初の14日間無料体験はできないので注意が必要です。月々の支払いになるのでスタディサプリの有料コースが不要になったら途中で解除をすることができます。
また携帯キャリア支払いはテキスト冊子の購入の際には使用することができないので注意してください。
コンビニ決済の場合にはその年度の3月までの利用料を一括で支払う必要があるので注意が必要です。例えば4月に契約する場合にはその年度の3月までの利用料金を一括でコンビニで払う必要があります。この場合に支払う必要がある料金は10,237円です。コンビニ決済はテキスト冊子の購入の際にも使用することができます。
iTunes Storeで支払う際にもっとも注意が必要なのは月額利用料が1,200円(税別)になることです。上記で紹介してきた3つの支払い方法よりも220円分高くなってしまいますので注意してください。
これはiTunesStoreを利用する際にAppleに支払う手数料が上乗せされているようです。
iTunesStoreで支払うことができるのは便利ですが、約20%ほど月額利用料があがってしまいます。できれば上記3つの支払い方法にした方がいいです。
またiTunesStore支払いはテキスト冊子の支払いには対応していません。
テキスト冊子1講座1,200円
スタディサプリの授業では先生が用意した資料があります。これをテキストと呼んでいます。
これらのテキストはPDFという形式で無料でダウンロードすることができ、パソコンやスマホ上でも見ることができます。
ただ、学校で使う教科書や市販の参考書のように紙のテキストとして手元において勉強したい場合には、冊子状態になったテキストを注文することができます。
この冊子状態になったテキストは1冊1,200円でスタディサプリから購入することができます。
PDFを無料でダウンロードすることができるので、それを印刷することもできます。家や学校などにお金をかけずに使えるプリンターがある場合にはそちらで印刷してホチキスなどで止めればテキスト同様に使うことができます。
お金をかけずに使えるプリンターがない場合コンビニのプリンターを使うことになります。コンビニのプリンターは1ページ10円の印刷代がかかります。スタディサプリのテキストは200ページ分くらいあるものも多いので、その場合にはスタディサプリでテキストを注文してしまった方が結果的にお得です。
ただ、授業のレベルが簡単すぎたり難しすぎたりする場合には、自分で必要だと思うページだけを印刷することでかかるお金を抑えることができます。PDFを印刷する際のページ指定で、目的のページだけを印刷することができます。また、ちょっとした裏技として、複数ページを1枚に印刷するというテクニックもあります。
この方法はプリンターやパソコンのOSにより設定方法が違うのですが、1枚の紙に複数ページを印刷するテクニックがあるということは覚えておいてください。
ここまで、スタディサプリのテキスト冊子をお得に使う方法をご紹介してきましたが、基本的には受講する科目に関してはテキストを注文した方が結果的に勉強の効率は上がりますし、参考書1冊分だと考えると特に高くはありません。
特に共通テストレベルでまだ6割を得点できない科目で、スタディサプリで基礎から勉強しようと思っている科目についてはスタディサプリでテキストを購入することを強くおすすめします。
合格特訓プランは月額9,800円
スタディサプリには合格特訓プランというサービスがあります。
これは入試日までの勉強プランを、実際の大学生が1人1人に合わせて作成してくれるというものです。
また、勉強の進み具合を大学生に定期的に報告して、その振り返りとアドバイスをもらうことができるというものです。
サポートしてくれるスタッフは東大、東工大、一橋、早慶の現役大学生のみです。
ただし、難関大学だからと言って受験の指導が適切なわけではありません。受験生のみなさんはそれに注意をしてください。
難関大学に合格しているので結果を出しているのは事実ですが、大学受験において結果の出る勉強方法は一人一人違います。
それまで受験生を指導したことがない大学生は自分の成功した方法を押し付けがちです。これは予備校でもあるあるの状況です。「自分が成功した方法」を担当生徒に教えるものの、それで担当生徒の合格実績が伸びなくて悩むというスタッフが毎年秋頃に現れます。
このような背景があるため、指導してもらう理想はこれまで何年も大学受験指導をしてきた経験のある人がベストです。
学習プランを立て、悩み相談ができるのはとても便利で有意義なサービスですが、合格特訓プランが本当に料金以上に価値があるものがどうかはまだわかりません。ただ、それは大手予備校や家庭教師も条件は同様なので、それらに比べたら気軽に難関大学生からサポートを受けることができるという見方もできます。
秋季講習は講座ごとに払う方法と受け放題パック
スタディサプリでは秋季講習が始まりました。通年の授業以外に、この時期に必要な演習系の科目を中心に新しい授業を受けることができるようになりました。
主に直前期に入るにあたって、難関大学の過去問を始めるための実力が整っているかを確認する授業と、国公立、私立、際難関大学、難関大学などにレベルを分けて過去問に近いレベルの授業を行い実力をチェックします。
1講座のみ受講したい場合
秋講習はどの授業でも受けることができる受け放題パックというものと1講座からの申し込みをすることができます。
特定の1講座のみを受講する場合には料金は1講座9,800円です。日本史や化学など、主に理科社会の科目に関して、秋以降に苦手をピンポイントで克服したい場合に1講座から授業を受けることができます。
苦手が出てきて、違う講座を受講したい場合には個別で申し込むことができます。
このあとご紹介する受け放題パックは39,800円です。1講座から授業を取り始めて、途中で思ったより受けたい授業が増えて受け放題パックに移行したい場合、差額は発生せず最大で39,800円を支払えば受け放題に移行することができます。そのため1講座を個別で申し込みした後に受けた後に受け放題パックを始めてもお金の無駄にはなりませんので安心してください。
授業は基本的に全てLIVE配信。受け放題パックは録画を見ることができます。
秋季講習と冬期講習は基本的にすべてLIVE配信になります。毎日18時ごろからカリキュラムが組んであり、まるで予備校のようにリアルタイムに授業を受けることができる形式です。
1講座から授業を申し込んだ場合には基本的にこのLIVE配信のみで授業を受ける形式になります。39,800円の受け放題パックであればこれらのLIVE授業をあとから録画でも見ることができます。
毎日決まった時間に授業を受けることができれば1講座からの申し込みでも問題ありませんが、もし毎日決まった時間に授業を受けることができない可能性がある場合にはあとから録画を見ることができるプランの方が便利ですよね。
受け放題パックではない場合には録画を見ることはできませんので、注意してくださいね。
受け放題パック
受け放題パックでは秋季講座で開講されている授業を基本的に全てを受けることができます。
https://live.studysapuri.jp/schedule/univ?school_level_upper=1&school_level_under=2
また、LIVEの授業もあとから録画で何度も見ることができます。
値段は大きく変わるので考えものですが、受け放題パックの方が圧倒的に便利だということができそうですね。
秋季講習の受け放題パックのサービス申し込み期間は2018年8月17日(金) ~ 2018年9月30日(日)となっています。
授業開始期間、もしくは録画を見ることができる期間は2018年9月15日(土) ~ 2019年3月31日(日)となっています。
秋季講習に冬期講習が加わった【秋+冬パック】LIVE秋・冬期講習 受け放題パック
スタディサプリには秋季講習に加えて冬期講習の授業メニューもあります。秋季講習の内容に加えて、共通テスト対策や志望校対策にさらに踏み込んだ授業が行われます。冬期講習も秋季講習と同様に国公立・私立、最難関大学・難関大学といった区分けで授業が行われます。
料金システムは秋季講習と同じ
冬期講習で展開されている授業を受ける方法は2つあります。秋季講習と同じように授業を1つから申し込む方法と、受け放題パックとしてセットで申し込む方法があります。
【秋+冬パック】は79,600円
秋季講習の受け放題パックは39,800円でしたが冬期講習とセットで申し込むと79,600円となります。これらの授業は来年の3月31日まで受けることができます。
79,600円という料金はお買い得なのか?
スタディサプリはCMなどでは月額980円と謳っているので受験生のみなさんもスタディサプリはそれほどお金がかからないイメージを持っていると思います。しかし最近始まった秋季講習や冬期講習はその40~80倍近い費用がかかります。スタディサプリに対するイメージとは違いますよね。イクスタ編集部もこの新しいプランには驚きました。
そして、果たしてこの8万円近い金額は受験生にとって払う価値があるのでしょうか。
確かに大手予備校だと秋から始まるいわゆる直前講習のような授業は相場として15万円から30万円ほどかかります。それに比べれば半分以下の費用です。また、何時でも、何度でも同じ授業を受けることができるのはリアルの授業をしている予備校とは違って、受験生にとっては便利だと思います。
ただ、それでも8万円はかかるので、慎重に判断する必要があります。
目安としては、9月末の時点で志望校の共通テスト目標点に対して8割以上を取れている場合には勉強がよいペースで進んでいると言えるのでまずは自分で参考書などを使って勉強を進めることを考えてもいいかもしれません。また、過去問を解いてみて55%以上の得点ができている場合には特に直前期のこれらの授業を受ける必要はないでしょう。
逆にこれらの点数が取れていなくて、秋以降の実践問題系の勉強方法のイメージができていない場合には秋季講習や冬期講習を取ることも視野に入れてもいいかもしれません。
スタディサプリの全体像が知りたい人はこちらの記事も参考にしてくださいね。
イクスタの創業者、土井による論理的・戦略的な受験計画と戦略の作成
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。
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