「勉強法」は7つのうちの1つに過ぎない。難関大合格のための7条件
こんにちは、早稲田大学教育学部出身 イクスタ代表・イクスタコーチ/土井万智(どいまさと)です!
今回は成績を大きく伸ばして難関大学に合格するために必須の条件を分解します。
大学受験を始めるとなるとまず「勉強法」に目がいきがちでそれは間違いではないのですが、勉強法を知ることは今回ご紹介する条件のうちの1つであって、他にも必須の6条件があります。今回ご紹介する7つの条件をそれぞれ自分に合うように充実させないと、大きく成績を伸ばして難関大学に合格することは難しいです。
大学受験経験者でないとでないと(受験経験者であっても気付かないことがほとんどですが)、気付かないこれらの要素をご紹介します。
必須条件7つと補助条件2つについて、自分はどれほど充実しているかをもう一度確認して、改善点があれば今日から取り組んでください。きっとあなたの受験生活に大きく役立つはずです。
言われた勉強法でも成績が伸びない理由?
学校や、予備校、Youtubeなどで言われている勉強法は数多くありますが、それをいざ実践しても志望校に合格できない受験生は数多くいます。それはなぜでしょうか。
まず、受験生が色々な人から聞く勉強法や体験はあくまでも個人的なものであるため再現性(誰がいつやっても同じようになること)がないのです。
その時の成績や、通塾状況、家庭の環境などがそれぞれ全く違うので、同じことを同じようにやっても成績が伸びないことがあるわけです。
毎年何十万人の受験生が予備校や塾に行っていますが、期待通りに成績が伸びるのはその一部です。それはなぜか。
それはどんな状況にも関わらず成績が伸びて志望校に合格できる総合的なアプローチがないからです。
有名予備校や塾に行けばそのスタッフの人たちはこうした総合的なアプローチを持っていると思いがちですが、実は全然そんなことはありません。
イクスタコーチでご紹介しているような総合的なアプローチを校舎のスタッフとして共有しているところはほぼありません。それは有名予備校であってもです。予備校や塾を悪くいうつもりはないのですが、これも事実です。
そのため、スタッフによってはとても知識があり、成績を大きく伸ばして志望校に合格するために本当に色々なことを考えている人も中にはいますが、そういう担当者に会えるのは運になってしまいます。
この記事を読んでいる方はぜひ、運ではなく、着実に成績を伸ばす方法を知っていただきたいと思い、ご紹介しています。
またイクスタコーチではこれらのご紹介している内容をベースに徹底的にサポートしますので、もしお困りの受験生がいればぜひお問い合わせください。
必須条件7つ
大学受験で成績を大きく伸ばして志望校に合格するために考慮しなければならない必須条件7つをご紹介します。
① 入試情報
A 志望校の試験情報、合格点情報
B 大学入試の仕組み
C 大学入学共通テストの仕組み、国公立大学と私立大学の違い
② 教材(テキスト・参考書・過去問)
自分が入試で使う科目に関する教材の情報や、今の自分の成績から志望校に合格するまでに必要な教材の情報です。
学校や予備校のテキスト、市販の参考書、スタディサプリの授業内容などに関してです。これらを組み合わせて勉強を進めていきます。
③ 勉強時間
当然ですが、勉強時間も欠かせません。成績や志望校にもよりますが、1年で偏差値5-10以上アップさせて志望校合格を目指す場合、学校がある日は5時間、学校はない日は10時間ほど、勉強だけに集中できる時間が必要です。
旧帝大や早慶、医学部ではこれだけ勉強しても到達できないことはザラです。厳しいですよね。
④ 勉強場所
勉強に集中できる環境です。③勉強時間でご紹介したように学校がある日は5時間、学校はない日は10時間ほど、勉強だけに集中できる場所が必要です。一箇所に固定する必要はないので、学校や自宅、図書館やカフェなどを組み合わせてもいいですが、ちゃんと集中できる環境を整える必要があります。
⑤ 目標・ゴール
目標やゴールは志望校が代表的ですが、必ずしも志望校である必要はありません。ただ、注意すべきは「数値で計測できる目標」であることです。志望校の合格も、試験で合格点を取るという数値で計測することができます。過去数年分の過去問で毎回合格点を取れるようであれば、その大学への合格は近いと言ってもいいでしょう。
⑥ 集中力
集中力とは勉強を続ける力です。ここまでご紹介してきた①〜⑤の条件を満たしていてもいざ勉強に集中できなければ成績アップという成果を得ることはできません。勉強を始めたばかりだと集中できない人はたくさんいますが、毎日少しずつ勉強を続けていくことで集中できる時間は伸びていきますのでご心配なく。
⑦ 能力
大学受験での能力をご紹介します。能力に関しては様々な意見がありますが、イクスタでは情報処理力、文脈は握力、論理展開力、暗記力の4つと定義しています。大学受験ではこれらの差はそれほど関係ないということもできますが、やはり能力の違いによって伸びに違いが出るのは事実ですし、あまりにも苦手なものがあると成績が伸びにくいことは事実です。
ただ、これらの能力は今から変えることはできないので、一喜一憂するのはあまり意味ありません。最低限は必要ということだけ覚えていただければ大丈夫です。
補助条件2つ
① 授業
授業が必須ではなく補助条件なのは意外かもしれませんが、市販の参考書や通信教育などの素材がたくさんありますので、特別に勉強が得意なわけではなくても有名大学への合格は可能です。
ただ、その中でも数学と物理は特に授業を受けたい科目です。この2つの科目での概念理解は、先生による説明があった方がより理解が早まります。参考書などの文章や図だけではなく、時間経過を伴う変形を元にした説明があった方がわかりやすくなります。
東大や京大、東工大、一橋、国立医学部は難解な記述問題があるので、専門の先生による授業が効果的です。
② 友人・コミュニティ
A モチベーションの維持
大学受験ではモチベーションがしばしば下がりがちです。スマホを見ちゃったり、Youtubeを見ちゃったりして勉強が続かないような状態になりがちです。そんな時に一緒に頑張っている友人がいると勉強のきっかけになりやすいですし、志望校が同じだったりすると頑張れます。
B 情報交換
役に立った勉強法や参考書、志望校や模試の情報などを交換できると有益な情報が手に入れることもできます。模試や試験会場に一緒にいくことができる友達がいると心強いこともありますね!