勉強に本気になっていないから勉強が続かないだけ!モチベーション高く集中力を保ち続けるため方法

こんにちは、早稲田大学教育学部出身 イクスタ代表・イクスタコーチ/土井万智(どいまさと)です!

イクスタで以前受験生にアンケートを取った「受験で困っていること」で、回答者の半分以上の受験生が「集中力・モチベーションの保ちかた」に困っているとの結果が出ました。

この記事を読んでいる方も勉強の集中について悩んでいるということですよね。自分で課題感を持って悩んでいること、それ自体とても素晴らしい姿勢だと思います。ぜひその悩みを解決してほしいです。

今回は、「集中力・モチベーションを維持する方法」についてご説明していきます。心当たりがあれば、ぜひ毎日の勉強に取り入れてください。実際に効果が出たら教えてくださいね!

勉強しなきゃなのは分かってるのに...

受験勉強をしている受験生の多くは「勉強しなきゃだけど、やる気が出ない。集中できない。」こんな状態に悩まされたことはないでしょうか。おそらく95%くらいの受験生が一度は悩んだことがあると思います。

モチベーションを高く保ち集中力を維持しながら勉強を続けるために、着目してほしいポイントが2つあります。

それは、

◯ 本当に本気になっているのか

◯ 本気を維持する

の2点です。

「本当の本気になって、その本気を維持する」この状態を目指します。

そもそも本当の本気になっているの?

「勉強しなきゃだけど、やる気が出ない。集中できない。」こんな受験生が多いとお伝えしました。が、実はそもそも、「本当に本気になりきれていない」受験生が多いんですよね。

「学校や親から言われたから、周りが勉強しているから、勉強しなきゃいけないけど...」っていう受験生は、勉強の重要性は分かっているものの、勉強の必然性や意味が自分の中でいまいち言葉に出来ていない状態です。ずっと勉強するのは体にも精神にもストレスがかかるものなので、嫌になってくる瞬間が必ず、必ずきます。その時に「なんで自分は勉強しているのか」という疑問に明確に自分の中で答えられる、ことが重要です。

この疑問に答えられないと自分の中で勉強はそれほど大事ではないと判断してしまうので、勉強は続かなくなってしまいます。つまり、本当の本気になっていないということなんです。

本当の本気になるためには「必然性のある週間タスク」を作る

では本当の本気になるためには、どうすればいいのでしょうか。

それは、毎週絶対にやらなければいけないタスクを作ることです。これから説明します。

1週間ごとにそれぞれの科目の教材で、必ずやらなければいけない分量を設定します。来週までに終わらせる参考書のページ数とか単語の数とかですね。ではこの分量をどうやって決めるのか。

高3の4月と8月取るべき共通テストレベルの目標点を決める

それは、今の自分の成績と志望校の合格レベルから逆算する、という方法で決めます。

例えば、今、各科目で共通テストの得点率は50%くらいだったとします。

仮に上位の国立大学(東北大学、横浜国立大学、神戸大学など)を目指していた場合、いつまでにどれくらいの得点をすればいいのでしょうか。

これらの大学に合格するためには例えば、高3の8月までに、英国地歴は共通テストレベル75%、数学公民理科基礎は60%くらい得点できていないと合格レベルには乗っていません。これを読んでいるあなたが高3の8月以前であれば、この数字を達成することを目標にします。

今回は上位国公立大学の高3の8月を例に出しましたが、国立私立、各レベル、各時期で目標にすべき点数は異なります。詳細はイクスタの受験カレンダーを参照してください。   


今の時期から入試本番まで、高3の4月と8月の時点で取るべき共通テストレベルの目標点を決めます。すでに成績がよければ、伸ばさなければいけない点数は小さくて済みますね。逆にまだまだ勉強を始めたばかりの場合には伸ばさなければならない点数はとても大きいです。

4月に基礎の完成、8月に演習レベルの完成が目標になり、それを達成するために各科目でやるべきことをリストアップします。

例えば英単語であれば4月までに入門、基礎レベルの完成、8月まで上級、発展レベルの完成が目標になります。

では4月までに入門、基礎レベルの400ページの単語帳を終わらせるためには、毎月どれくらい進めればいいでしょうか。毎日やるべき分量を計算したら、それを4分割して毎週やるべき分量を求めます。

各科目の各分野でこのように割り算で毎週やるべき分量を求めます。

これが「必然性のある週間タスク」です。この計算で求めた勉強量を終わらせないと、各時期に志望校の合格レベルに到達できず、結果的に合格できません。この分量をこなしていかないと合格できないので「必然性のある週間タスク」になるわけです。実際にこのタスクを求めるために目標点などを計算してみると、かなり焦るはずです。私が今まで受験生とお話してきた中では、90%以上の受験生は「こんなに危機的なスケジュールだとは思わなかった」と感じます。

(「必然性」は現代文の頻出用語なので、もしピンと来なかったら現代文のキーワードを勉強する時間を作りましょう!)

各大学で4月と8月に得点すべき目標点はイクスタの受験カレンダーでも公開していますし予備校などでも公開されているのでそれらを参考にして計画を立てましょう。ちなみにイクスタコーチでは土井がマンツーマンでこれらの目標点と毎週のタスクを一緒に作って年間のスケジュールを立てます。

専用の手帳を作る

2つ目は大学受験専用の手帳を作ることです。旧帝大や早慶などの難関大学に合格するためには少なくとも1年間は生活の中心が勉強になります。特別なことがない限り毎日勉強しなければ普通の人はこれらの難関大学には合格できないんですね。

毎日なにを勉強するのかを細かく管理する必要があるので専用の手帳を作ることをおすすめします。

またなにより、受験生のほとんどは時間感覚が甘いです。入試までの期間ややるべきことを計算してみると「こんなにやらなければいけなかったのか」なんてことになることがほとんど。

手帳で常に時間感覚を持ちながら生活することで、いかに自分が追い込まれた状況にいるのかを把握することができます。「どれくらいヤバいか」が分かれば、勉強の優先順位をあげることができ、自然と勉強できる時間を増えていきます。

やることまとめ 1. 1週間にやるべき内容を書き出す 2. 受験手帳を準備する  


この2つをすることで、自分を本当の本気の受験モードに入れることができます。あなたは本当の本気の受験モードになっていますか?

本気を維持するための方法

上のステップで本当の本気の受験モードになったら、あとはそれを維持できるようにメンテナンスをしてきます。

いつか勉強に飽きはきますし、ずっと机に座っているのは身体的にも精神的にもストレスがかかっているので嫌になってくる瞬間が必ずあります。もしそうなっても、すぐに勉強に戻れるようにするために、日々メンテナンスをしていくんです。その方法が以下の4つです。

・目標を常に言葉にする

・スマホの自分ルールを作る

・栄養と休憩を科学する

・人目のつくところで勉強する


目標を常に言葉にする

自分の中で明確な目標を持っていても、易きに流れがちです。勉強がちょっと辛くて休憩のつもりでスマホ開いたらそのままYoutubeを1時間見てしまったり…

「自分は弱い!辛いのは逃げたい!」ことを理解した上で、相応の対策をできたら良いと思いませんか?勉強をしたくなくなる瞬間が必ず来ることを予想して、そんな時にもやる気を取り戻すために目標を常に言葉にして目のつくところに分かるようにしておきましょう。例えばスマホの待ち受け画面に志望校の名前を表示したり、トイレや机に貼っておくのもいいかもしれません。自分がやる気を取り戻せる言葉を、日常の目にするところに表示しておくのです。

スマホの自分ルールを作る

受験生の最大の敵!スマホ!

便利な一方で、とても邪魔な存在でもあります。スマホいじってたらかなり時間が経ってしまってやるべきだった勉強ができなくなった事、ありませんか?

そんな状態がだらだらと続いてしまうと、勉強に集中できず成績も落ちていく一方。スマホとの距離感を正しく保てていない受験生はまず難関大学には合格できないと心得てください。

SNSとゲームは消す。夜は20分まで。通学時間はOKなど、スマホに勉強時間を食べられてしまわないように、明確な自分ルールを作ってそれを宣言しましょう。

栄養と休憩を科学する

受験1年前になってくると学校のない日は1日中勉強することも増えてきます。長時間勉強するとなると体力や集中力も必要で、ある程度対策をしないと勉強を続けることも難しくなってきます。より長い時間集中するために身体的・精神的なコンディションを保つことも重要なポイントです。

具体的には、糖分・水分は十分にとってください。特に糖分が切れてしまうと集中できるものもできなくなってきます。水分も切れると人によっては頭痛がしたりしてきます。

休憩も重要です。最低6時間の睡眠と、1日長時間集中を維持するために適度な休憩は必要です。気合いやアツい気持ちだけでは成績は伸びません。こういった生理学的な知識も使って、最大のパフォーマンスを発揮しましょう。

栄養・水分・休憩・睡眠、それぞれ個人差があるものなので、自分にとって最適な程度を早くに見極めて、毎日の勉強に取りれることができれば、より長い時間集中することができます。

人目のつくところで勉強する

可能な限り人目のあるところで勉強してください。スマホという最大の敵がいる限り、それを使ってはいけない雰囲気のところで勉強しないと、スマホの誘惑に負けてしまいます。常に最大限集中できるのであれば自宅の方が効率はいいですが、人目がないとダラダラしてしまう自覚があるのであれば強引に外に出てください。

街に出れば色々な刺激や学びがありますし、適度な雑音の方が集中できるという論文もありますよ!

まとめ

勉強のモチベーションを高く保ち、集中力を維持する方法として、

◯ 本当に本気になっているのか

◯ 本気を維持する

の2つの段階についてご紹介してきました。

集中するためのテクニックを学ぶより、もっと大きな視点で、本当に本気になっているのか、自分が勉強する意味を深いレベルで理解できているのかを時間をかけて問うことこそ、集中力を維持するために大切なことです。ぜひ参考にしてください。

どいまんはイクスタでイクスタコーチとして大学受験を個別指導でサポートしています。モチベーションの維持する方法から各科目のテクニックまで、難関大学合格に必要なあらゆることを行なっているので、受験勉強の進め方に悩んでいる方はぜひ参考にしていただきたいと思います。

集中力に悩んでいる方はこちらも読んでみてください!
勉強に集中できない悩みとは今日でおさらば!難関大合格者が集中していた方法とは?

> イクスタ代表・イクスタコーチ/土井万智(どいまさと)

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