偏差値なんて気にするな。大学受験では偏差値より大事なものがあった。
大学受験において、受験生が気にする一つの指標は偏差値です。でも大学受験において、この『偏差値』というものがはたして必要なのでしょうか。ここでは偏差値が大学受験においてはそれほど重要なものではない理由をお伝えします。それと同時にみなさんには意識してほしいことがあるのでそれも最後にお伝えします。
偏差値が無意味な3つの理由
①偏差値で合格が決まるわけではない。
これは大学入試の大きな特徴であると思います。偏差値が出るのは共通テストレベルの模試ですが、実は偏差値で合否を出す大学など一つもありません。共通テスト利用入試であればその年の志願者の総得点が高い人から順番に合格しますし、いくら偏差値が70あってもMARCHレベルの大学に入れるかといったらそうではありません。
②共通テスト利用で合格できるのは本当に一握り
①と関連しますが、共通テスト利用で合格できるのはわずかの人だけです。実際毎年の合格者を見ても共通テスト利用合格者は一般試験の10分の1程度です。しかも大体は難関国立の合格を目指す生徒や早慶志望者がほとんど取っていってしまいます。何が言いたいかというと共通テストの偏差値を上げることにこだわって勉強していても合格を勝ち取ることは難しいということです。
③難関大合格者は偏差値など気にしていない
私は大手予備校でアルバイトをしていますが、自分が現役時代も含め偏差値など意識したことはありません。もちろん自分が全国の受験生と比べてどのくらいの位置にいるかの指標にはなりますが、人によって受験校も違えば学部も違います。結局は同じ試験を受けに来た人の中で上位何十枠に入れば合格できるのです。つまりは偏差値うんぬんではなく素点(実際の点数)がどれくらい取れているのかを意識していればいいわけです。
難関大学合格のために偏差値よりも重要なこと
③でも少し述べましたが、結局は受験大学の試験で合格点を取ればいいわけです。つまり毎回の模試の偏差値に一喜一憂するのでなく、その大学の入試問題でどうやったら合格点を出せるのか、共通テスト模試ではどの部分が強くてどの部分が弱いかといったもっと細かい部分を見るようにしましょう。共通テストの偏差値が50であってもMARCHに合格することはあります。それはどれだけその試験で力を発揮できるかです。
大学受験の中盤では過去問こそ最良の教材です。過去問をいつからどう扱っていけばいいか、以下の記事を参考にしてください。