【数学】ケアレスミスそのままにしていませんか?早く対策しないと入試本番でもミスします!
こんにちは!MARCH過去問数学で満点を何度もたたき出した、Nodokaです!
今回は数学が得意な私が、数学のケアレスミスについてお話ししたいと思います!
皆さん、ケアレスミスについて考えたことありますか?ケアレスミスって、特に数学などでよく使う言葉だと思うんですけど、どんなミスなのか、対策はどうするのか、考えたことはあんまりないと思います..
この記事では、そのミスを確実に減らしていく方法をお伝えします!一緒にケアレスミスについて考えていきましょう!
目次
・ケアレスミスはそのままにすると危険!
・説明できる?ケアレスミスってどんなミス?
・ケアレスミス対策はこれだ!
・見直しをするタイミングはいつがベスト?!
・ケアレスミス対策は「数学の計算革命」を使おう!
ケアレスミスはそのままにすると危険!
ケアレスミスというと、単純な計算ミスや符号のミス、式変形の間違いなどさまざまあります。このケアレスミス、「あ~また間違ってるな」と思うだけで、簡単にやり過ごしていませんか?ケアレスミス、でひとくくりにして、そのまま放置しちゃっていませんか?
こんなケアレスミスを、単なる簡単なミスといってそのままにしたらダメです!1.2点で合否が変わってしまう入試においてケアレスミスでの失点はすごくもったいないです!
特に数学などの理系教科では、求めたものを使って次の問題を解くことが多いので、序盤のほうにミスをしてしまうと、最悪の場合、1大問丸ごと点数を失ってしまうこともあります。そうなってしまうと、単なるケアレスミスでも合否に大きな影響が出てしまいます。
例えば、数学にありがちな大問4つで100点のテストの場合を考えます。それぞれの大問に3つの小問があるとすると、小問1つにつき8点前後の配点になります。もし小問2つをケアレスミスで落とすとすると16点の失点になります。国公立でも私立でも合格最低点は1,2%を争う試験になるので、16点はあまりにも大きすぎる失点になってしまいます。これだけ失点してしまうと他の科目でカバーすることは基本的には不可能になります。それくらい、数学のケアレスミスは合格できる大学のレベルが1つ変わるくらい大きなミスになります。
少し厳しい言い方になってしまいましたが、ケアレスミスでの失点は本当に影響が大きくなります。「ケアレスミスだったからやり直しはそんなにしなくていっかー」と、ケアレスミスを甘く見ていると、入試本番で痛い目にあってしまう可能性も..知識量や勉強量は足りていたのに、このようなミスをしてしまうと、後悔も残ってしまいますよね。そんな後悔を絶対しないためにも、どうしたらケアレスミスが減るのかを一緒に考えていきましょう。明日から使える方法もこれからお伝えします!
説明できる?ケアレスミスってどんなミス?
ここまでケアレスミス対策がいかに重要かを話してきましたが、ケアレスミスってどういう意味か説明できますか?なんとなくそれっぽいミスを、ケアレスミスと言っている人も多いと思います。まずは、ケアレスミスとはなにかを確認していきましょう。
受験勉強やテストにおいてケアレスミスは、「知識は身についていて、しっかり勉強していたにも関わらず、小さなミスで失点すること」という意味で使われます。つまり、知識不足や勉強不足による失点は、ケアレスミスとは言いません。
具体的にケアレスミスと呼ばれるミスは次の5つです。
1.問題の読み間違え
2.解答欄のズレ
3.計算ミス
4.符号ミス
5.単位の書き忘れ
1.問題の読み間違え
これはどの教科でも起こりうるミスです。例えば、「正しいものをすべて選びなさい」という問題で、1つしか選んでいなかった、間違っているものを選んでしまった、などがあげられます。先入観をもって問題を読んでしまったり、時間がないと焦って問題の読み込みが甘くなることによって起こりがちです。
2.解答欄のズレ
これもどの教科でも起こりえますね。試験時間内に気づいても、それを直す時間はタイムロスになってしまいます。もし、時間内に気づくことができず、そのまま解答を提出してしまった場合、大きな失点となるでしょう。この場合、成績開示まで気づかない場合があるので、自分の予想点数と大きなずれが生じたまま、受験校を決めてしまう可能性があります。このミスは絶対に避けたいところです。
3.計算ミス
これは数学や理科などの理系科目で起こりやすいミスですね。式はあっていたのに、足し算や引き算といった、いつもなら解けているものをミスしてしまうこと、ありますよね…このようなミスは、やり直しのときについつい放置してしまいがちですが、このミスこそ減らすべき大きなミスです!
4.符号ミス
これも計算ミスと同じく、理系科目で起こりがちです。()をはずして展開するときや、式が長くなったときに起こりやすいですね。このミスも小さなミスだと思ってしまうことが多いですが、減らしていきたい大きなミスです!
5.単位の書き忘れ
これも理系科目でのミスですね。最後の最後で、肝心なものをわすれてしまう…すごくもったいないですね。
このように、ケアレスミスといってもいろんな種類があります。自分もやったことあるミスだと思った人も多いと思います。では、こんなミスを減らすための対策はしていますか?ケアレスミスは放置すればするほど、直前になって対策のやり方がわからなくなり、ケアレスミスでの失点を防げなくなってしまいます。自分はケアレスミスをしていると気づいたみんなには、その対策までしっかりやってほしいと思います!
ケアレスミス対策はこれだ!
ここまで、ケアレスミスについて詳しく紹介してきましたが、ミスをしている自覚があった人はたくさんいると思います!そんな人たちのために、今からできるケアレスミス対策を紹介していきます!
私がオススメする方法はこの2つです。
1.自分のしがちなケアレスミスをパターン化
2.ミス対策メモを作る
この2つの方法に共通して言えることは、「自分のミスを言語化する」ということです。ケアレスミスをなんとなくでやり直ししていると、同じようなミスばかり続けてしまいます。そうならないためにも、自分のミスを具体的にどんなミスか、言語化することによって、そのミスをしないように普段から意識づけることができるのです。
1.ミスをパターン化する
自分のケアレスミスをしっかり見直すことってありますか?意外と自分のミスってパターンとなっているんです。そこで大事なことは、自分のミスの傾向をしっかり知ることです。ケアレスミスでまとめてしまうと見えてこないところですが、自分がどういうミスをやりがちかどうかを確認することはとても大切です。自分のミスの傾向を知ることで、問題を解くときにそのミスをしないように、意識して解くことができます。
2.ミス対策メモを作る
自分のミスがパターン化することができたら、それをより意識できるようにメモしておきましょう。私は、そのメモを模試や入試本番の直前で確認していました。いつも自分がするミスを先に確認しておくことで、問題を解いているときにミスをしないように意識できていました。実際に私が使っていたメモはこんな感じです!
数学とかは特に、直前での点数アップは厳しいので、いかに失点をしないかを考えると、ケアレスミスを減らすことが大切だと思います。そこでこのメモがとても役に立つのです。直前にそのメモをしっかり見直して、ケアレスミスをしないようにしましょう。
見直しをするタイミングはいつがベスト?!
ケアレスミスをなくすために、問題を解き終わった後に見直しをすると思います。みなさん、見直しってどのタイミングでしていますか?解ける部分を解いていって、最後に全体の見直しをする人が多いと思います。最後に見直しをするときになんとなくで見直しをしている人はいませんか?私がオススメする見直しはこれです!
☆問題ごとに見直しをする時間をとる
特に数学などの理系科目においては、見直しの時間を最後にとっても、見直しをした気になって実際にはしっかりできていないということがよくあります。このように時間を無駄にしないためにも、解いた式や答えをすぐに見直しすることをオススメします。
こうすることで、自分の間違いのパターンにも気づきやすいし、効率のいいやり直しができます!
数学の問題を解くときの、具体的なやり方をお伝えします!
1.式を書いたら、まずその式が合っているのか2.3秒で確認!
☆確認ポイント→問題文を読み間違えていないか
2.式変形ごとに2.3秒の見直し!
☆確認ポイント→展開のときの符号ミスやかけ算のミスに注意
3.答えを出したときに、聞かれたことを答えられているかを確認!
☆確認ポイント→単位のミスや、聞かれ方に注意する
特に最後で、自分の答えが、問題にちゃんと答えられているかを確認する
(面積を求める問題で、辺の長さだけ求めて解いた気になっていた等)
このように、見直しの時間をたっぷり最後にとらなくても、解いたときにすぐに見直しをするほうが、効率よく自分のミスに気づけると思います。教科によっては向き不向きがあると思いますが、この見直しの方法は特に理系科目で試してほしいです!
ケアレスミス対策は「数学の計算革命」を使おう!
ここまで、ケアレスミス対策として見直しの方法や、ミスを言語化する方法などをお伝えしてきました。ここからは、特に数学の計算ミス対策の方法をお伝えしていきます!
私は受験期に、参考書の問題は解けるのに、模試になるとあまり点数が伸びない時期がありました。自分の間違いを分析していくと、問題を理解して式を作ることはできているのに、そのあとの計算ミスが多くありました。そこで、この計算ミスを減らすために始めたのが、「数学の計算革命」という問題集を毎日解くことです。すぐに結果が出たわけではありませんが、毎日コツコツ続けることで、自分のミスの傾向を知ることができ、問題を解くときに意識して見直しをすることができるようになりました。
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私の「数学の計算革命」の使い方はこんな感じです!
1.勉強を始める前の目覚ましとして
2.数学を解き始める前の準備運動として
毎日必ず10分、時間をとって解いていました!意識していたことは“ミスなく、速く解く”!
そして、単純な計算問題だけなので、自分の計算ミスの傾向を知ることができます。私は、展開したときの符号ミスが多かったので、計算をするときはそこを意識して解くようになりました。
この問題集は、1日10分、26週で完成すると言われています。そして、計算問題だけではなく、速く計算する方法や、暗算の方法が紹介されています。1周だけではなく、何周もして毎日継続させることが大切です!早くから継続させることが大事なので、計算力を上げたい人はぜひ手に取ってみてください!
この記事を書いたNodokaが教える、「Nodokaの数学ルーム」!オンラインで数学を教えるプログラムになります。マンツーマンで対応するので、自分のペースでしっかり進めることができます。
Nodokaが書く数学記事!
Nodokaはこのほかにもたくさんの数学記事を書いています!レベル別や参考書別など、幅広く記事を書いているので、ぜひ下の一覧から気になるものを見てみてください!
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