GMARCH合格の境界線は「+24分」?!難関大合格者の勉強時間をマネしよう!
大学受験を合格のかたちで突破するために、受験生はいったい一日にどのくらい勉強時間をとればよいのでしょう。今回は、進研ゼミで有名なBenesseの受験サポートNEWSより「難関大合格者の夏休みの勉強時間って?」参考記事として、8月以降の受験勉強時間の目安を立ててみたいと思います。
Benesseの調査からわかること
夏休みの平均勉強時間は7時間30分!
Benesseが昨年5月に実施した大学合格者アンケートの結果によると、回答した受験生たちは夏休みに平均7時間30分の勉強時間をとっていたそうです。みなさん、今年の夏の勉強時間と比べてみてどうでしたか?
また、大学別にみてみると、東大・京大をのぞく旧帝大合格者が8時間6分、早慶上智合格者が8時間36分、GMARCH合格者が7時間54分と、それぞれ平均勉強時間を上回る結果となっています。さらに東大・京大合格者に関しては、なんと10時間48分と大幅に勉強時間に差がついていることがわかります。
難関大合格には約8時間以上の勉強時間がポイント
Benesseの調査からは、難関大合格者が約8時間以上の勉強時間を確保して、天王山と呼ばれる夏に挑んでいたことがわかります。また、大学別で平均時間を見た時に一番短いGMARCHが、全体の平均時間より24分長いことから、難関大合格の境界線は「1日24分の差」だとも記されています。
さて、この8時間という数字は、みなさんが普段高校に行っている時間とほぼ同じ長さになります。この時間を、どうしてもダラダラしたくなる夏休み中にしっかり確保できるタイムマネジメント力が結果への近道になっているのかもしれませんね。
残り2週間を、どう生かすか
8時間の限界を知れ!
「1日8時間勉強」と聞くと、とても長い時間に感じますが、実際やってみるとあっという間に過ぎてしまいます。3教科回すのでも手一杯かもしれません。
自分が8時間でどれだけのことを学べるか、それを知るのは独学受験生にとって、この2週間が最後のチャンス。新学期が始まってから考えるのでは正直遅いです。試すための時間だってなくなるという意識を持っておきましょう。
新学期開始までの残り日数を、学校生活に体を戻す意味も込めて“8時間学習期間”としてみましょう。
【スケジュール例】
起床…………遅くて8時
勉強開始……9時~12時
昼食・休憩…12時~13時
勉強再開……13時~18時
+α……………20時~
スケジュールはこのように、大まかなに立てみましょう。+αの時間を見積もることも忘れずに。また、その都度の勉強時間のうち、自分がどの教科にどのくらいの時間をあてているか、その都度メモをしておくと今後訳に立つでしょう。(勉強ノートという記録手段をオススメしています⇒記事:新高3生に告ぐ!自己管理が合格の鍵~勉強ノートのすすめ~)
9月以降、普通に過ごすと平日の勉強時間はたったの○時間だけに…
新学期が始まると、必然的に約8時間分授業に取られてしまいます。そのため自由に勉強できる時間がグッと減るのです。
そこで、多くの高校生が平日普通に過ごすライフスタイルからその約8時間を削り、食事や睡眠(6時起床・24時に就寝としたとき)などの時間も削っていくと、残って勉強時間としてカウントできるのはせいぜい平日最低4時間弱になります。
しかし、実際は4時間以上勉強時間をとることが必要。
平日最低6時間以上、休日は10時間以上――GMARCHに受かりたければどんなに忙しくとも、せめてこのくらいは時間を取りたいもの。このように見ていくと、平日は「いかに隙間時間に集中できるか」がポイントとなってきますね。さらに平日時間がとり切れない分を、休日で補うにはプラス何時間必要なのか…そこも考えるべきポイントになっています。
固まった時間をいつとるのか。朝なのか夜なのか、どうしたら平日最低6時間以上の壁をクリアできるか…。大学受験期の勉強時間は、こうした超日常的な時間が重要となります。この意識を持つことで、一気に日常生活が変わるので、その準備期間としても今日からの2週間を練習期間にしてみましょう。
どうしたら平日もっと時間が取れるのか、休日を有効に使えるのか、この判断は自分の時間の使い方をわかっていたほうが、見極めやすいのです。
まとめ
今回は、大学受験期の勉強時間についてBenesseの調査をもとに目標設定していきました。
学校が始まってからは、いかに自習時間を確保できるかがポイント。また、人より「+24分」多く“質の良い勉強時間”を確保することがさらなる高みへの一歩となることも覚えておきたいところですね。
勉強時間からみた大学合格者の強みは、「自分をコントロールして、タイムマネジメントができる精神力を持てているところ」です。休みたいとき、辛いとき、眠い時やおなかがすいているときなど、様々な誘惑が日常に潜みますが、それらにいかに勝てるかがポイントなのです。そのうえで質の良い勉強ができることができれば最高です。
これらを踏まえたうえで9月以降、1日6時間以上+平日10時間以上は絶対に確保することを1つの目標として取り組んでみましょう。そのために、この記事を読んでくれた今日この時から、ぜひ受験期のタイムマネジメントを意識して取り組んでみてくださいね。