忙しいを言い訳にするな!部活生は早期スタートで強みを活かせ!

みなさんこんにちは。

今回はとっても忙しく勉強どころじゃないと思っている部活生のみなさんに僕の失敗談をもとにアドバイスをしたいと思います。

ところで今勉強していますか?まあやっぱり部活生って時間ないんですよね。

自分も高校はずっと野球部に所属していて、高3の夏休みまで週7日が部活をあったので受験が終わってほんとに時間が足らなかったなと実感しています。

だけどみなさんよく考えてみてください。

「時間がない」ことは言い訳になりますか?

もちろんなりません。

なぜなら受験というのは期限が決まっているからです。センター試験は1月の成人式後の次の土日、私大入試は1月の中旬から2月上旬、国公立の前期試験は2月25日、26日と決まっています。

つまり今勉強しないと、どんどん期限は迫ってきてしまうのです。

という最も前提をお話ししたところで、少し僕の受験生時代の『敗因』についてみておきましょう。

  • 敗因①:とにかくスタートが遅かった。

  • 敗因②:メリハリがなかった。

  • 敗因③:部活を言い訳にしすぎた。

こうやって書くと散々な受験生だったなと思います。それでも中央大学に合格できた要因は、高1から学校のテストは得意科目は学年トップ5に入っていたこと、総合でも10番台は常にキープしていたことが挙げられます。

「しかし受験の結果は、第一志望も第二志望も第三志望も不合格でした。」

ここから得た教訓は、今から紹介する3点です。どれも当たり前に思えますが、やれている人は少ないです。4年間予備校でアルバイトして、自分の生徒だけでも延べ100名、それ以外も合わせると700名近くの受験生をみてきましたが、「部活と勉強の両立」を本当に体現している人は、10人も知りません。

それだけ難しいことだということと、ちょっとした工夫で真の両立は体現できるということをここでは紹介します。

難関大学に合格するために必要だと思う僕の教訓

1.早期スタート

前述の通り部活生は本当に時間がないです。とくに週5以上の部活で週末がつぶれてしまう部活などに属している生徒はどう頑張っても時間が足らないです。(参考サイト:学力向上者にみる学力層別意識調査回答状況

この記事の後半では勉強時間と学力の相関関係が記述してあります。やはり勉強時間の差は学力の差なんです。仮に学校以外の平日の勉強に充てられる時間を考えてみましょう。部活を全くしていない人は1日6~8時間あるのに対し、部活生は1~3時間くらいという人も多いのではないでしょうか。(睡眠時間6~7時間とした場合)

ならどうやって勉強時間を確保するか、一番簡単な方法は早期スタートを切ることです。

他の受験生より早く始めれば始めるほど、先にアドバンテージを取ることができます。一般的な受験生は、高2夏~高3の春にかけて予備校を探してスタートを切ろうとします。

なので部活が週5以上あり、土日が遠征などで潰れるような部活に入っている人は、遅くても高2の春にはスタートをきりましょう。よっぽどの進学校に所属していない限りは、学校の勉強だけでは早慶レベルの大学にはまず合格できないと思っていいと思います。

予備校に入れということではなく、学校以外の勉強もする時期を高2の春には始めましょう。早期スタートが最も重要です。

では早期スタートとは何でしょうか。

『早期スタート=毎日継続して1時間以上勉強している』ということです。つまり一日だけがっつり勉強するとか、もちろん学校の宿題だけ30分やるとかではダメなんです。

2.メリハリをつける

よくいる部活生のパターンとして、学校の授業後から部活の時間までの時間が結構あるのに、その時間でだらだらしたり、部活終了後だらだらみんなとだべってしまって帰る時間が遅くなるということがあります。現に僕もそうでした。

時間にしてみれば1日30分くらいの時間なのかもしれません。ただ塵も積もれば山となるという言葉がある通り、1日30分が365日積み重なると180時間、つまり約7日分の時間になります。

こうした時間をスキマ時間といったりしますが、部活生は本当にスキマ時間が大切です。

と同時に時間にメリハリをつけることが大事です。スキマ時間のすべてを勉強に充てる必要はないと思います。友達としゃべる時間やリラックスする時間は必要です。だからこそどのスキマ時間で勉強して、どこでだべるのかを考えて行動してほしいのです。

スキマ時間で最も有効なのは、通学中や休み時間での勉強はもちろんのこと、部活の前後の時間だと思います。例えば、部活の前に友達とだらだら話している時間があるとするとその時間、早く着替えてちょっと単語を覚えるとか部活終わってだらだらするのではなく終わったらすぐに帰って図書館に行くとか、なるべく時間を有効に使えるようにしましょう。

このメリハリによって、部活にもいい影響が出ます。時間を管理することは、すべてにいい影響を与えます。

キーワードは『メリハリ』です。部活後はできるだけ早く着替えて勉強に向かうなど、極力時間を効率よく使いましょう。こうして一日30分でもいいのでスキマ時間を勉強にあてましょう!!

3.部活生の強みを活かす

僕は冒頭で敗因の1つとして、部活を言い訳にしすぎたと言いました。しかし、部活をやっていることはハンディキャップでもなんでもありません。むしろ前にあげた『早期スタート』と『メリハリをつけた時間管理』ができれば、それ以外の受験生よりも優位に立つことができます。

なぜなら部活生が他の受験生より多くもっている強みがそのメンタルです。

最後に精神論かよと思いますが、どんなに成績が良くても本番で力を発揮できなければ、合格を勝ち取ることはできないのです。多くの部活やっているみなさんは、試合や大会でどうやった結果で出るか、逆にどんな時に失敗するかというのを身を持って感じているはずです。

確かにデータがあるわけではありません。しかしメンタルの強さは受験において合否を分ける重要な要素です。この勝負勘や部活で培った成功体験や失敗体験は受験にも必ず活きてきます。

最後に

ここまで部活生が難関大学に合格するために必要なことを考えてきました。どんなことも「言うのは易し、行うは難し」です。

高2の春から受験勉強を始めるとなると受験勉強生活は2年にもなります。到底一人では頑張れないことも出てきます。だから同じ部活の仲間とともに切磋琢磨しながら部活も勉強も悔いなく終われるように頑張っていきましょう!!

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本気で合格するためにはどの教材を、いつまでに、どれくらい終わらせる必要があるのかを志望校データや教材のレベル別に全ての教科で洗い出し、明確に予定を立てます。
過去問に入る時期や基礎完成の時期などいつ何をやればいいか、完全にコントロールできるようになる必要があります。

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