模試の成績表、漠然と眺めてない?予備校ごとの成績表、正しい活用術
みなさんこんにちは。今回は模試活用術ということで模試の活かし方をお伝えします。前回は自分視点でどうするかをお伝えしたので、今回はちょっと違う観点からお話していきます。
漠然と模試を受けてない?模試をバネにするためのSee・Plan・Do法!
見方を変えてほしい模試の成績表
【東進模試の場合】
みなさん模試を受験し終わったあとに返ってくる成績表をちゃんと活用していますか?
東進模試の成績表を例に見てみましょう。注目すべきは点数にこだわる成績表の見方は浅いということです。これはずっと私の記事では言っていますが、点数ばかりに目がいく人ほど合格する可能性は低いと感じています。点数はボーダーラインであって絶対数値ではないから、つまり何点とれば合格できるということは一概には言えないからです。
ではどこに注目すべきなのでしょうか?私が注目してほしいのは自分が前年度までの合格者と比べてどれだけ追いついているかということです。この成績表では右上の②でカッコしてある部分です。ここには前回までの模試の成績と昨年合格者の成績推移が棒グラフで示してあります。このグラフを見れば同時期の合格者平均点と現在の自分の点数を一目で比較できます。これを見て今の自分の位置を客観視しましょう。
【河合模試の場合】
河合塾の成績表も基本は東進と変わりません。ただ河合塾と東進の成績表の大きな違いは合格判定がA~E判定までわかりやすく出る点です。これは受験生にとってはよくわかりやすい指標の1つだと思います。判定は実際過度に信じすぎることはいけないとは思いますが、その判定が自信になったり、バネになったり...。
あと河合塾の成績表では自分の志望校を志望している他の受験生が何人くらいいるのかもわかるので自分の立ち位置も知れるいい成績表ではないかと思います。
【駿台模試の場合】
駿台模試の成績表も河合模試同様、A~Eの判定が出ます。また記述模試とのドッキングが出るので記述模試と合わせて受けるとより正確な自分の立ち位置が分かります。また河合塾の成績表にもあった今年度志望者の中で自分がどの立ち位置にいるかというのがグラフ化されてみやすいのも特徴です。
大手3つの予備校の成績表を比較してみると、東進模試はA~Eという判定が出ない代わりに河合模試と駿台模試は出ます。逆に前年度の先輩との比較は東進模試ならではのようです。
受ける模試は一貫していたほうがいい
よくこういう受験生がいます。「この前は河合の模試を受けたんで今回は駿台の模試を受けます。」これはいいことでしょうか。個人的な見解を述べると一貫性がなく模試を最大限に活用できていないと思います。先ほどの成績表の活かし方からもわかる方はいるかもしれませんが、成績の伸びや前回からの反省を活かすうえでは同じ模試を定期的に受けた方がよくわかるということです。また各予備校は時期ごとに意図をもって模試を開催したり、難易度を変えたりしています。あまりやみくもに模試を受ければいいというものではないと思います。できれば模試は同じ予備校のものを連続して受験しましょう。
*この記事は環境改善プロジェクト特集の記事です*
環境改善プロジェクト特集では勉強する環境を改善する方法を実体験をもとにまとめています!