第一志望の大学しか受験しなくて本当に大丈夫?~私大受験のすゝめ~
こんにちは、東京大学工学部のフッシーです。
皆さんの中には第一志望の大学に落ちたら浪人しようと考えている人もいるかもしれませんが、そんなあなた、それ以外の大学の受験はどう考えていますか?
もし、
「どうせ受かっても入学しないんだから受験するのは第一志望の大学だけでいいや。」
と考えている人がいたら、その考えはすぐ捨ててください。その理由を、大きく二つに分けて解説していきます!
入試での緊張に慣れて実力を発揮するため
多くの受験生は、入試、特に共通テストや第一志望の大学の入試本番などの大事な一戦では緊張すると思います。模試では緊張しないけれども入試だと緊張するという人も多いでしょう。
しかし、緊張すると当然自分の実力を発揮するのが難しくなり、試験にも集中できなくなってしまいます。よく本番に強い人という表現を聞きますが、僕は本番に弱い人と強い人の違いはずばり本番で緊張するかしないかだと思っています。
緊張してしまうと頭の中がパニックになって、文章を読むスピードがかなり遅くなったり、理系科目で必要な柔軟な発想が出なかったりします。結果として、自分の実力を発揮できなくなってしまう事態になりかねません。
それでは本番で緊張しないためにはどうすればいいのでしょうか?その答えは、入試に慣れればいいのです。入試に限らずどんなことでも、最初は緊張するけれども慣れれば緊張しなくなると思います。
つまり、一番初めの入試が第一志望の大学だと緊張して力を出し切れないかもしれないけど、第一志望の大学の前に何回か私大入試を経験しておくことで一番大事な入試での緊張を和らげることができるのです!
急なアクシデントに対応する力をつけて、いつでも落ち着いていられるようにするため
入試にアクシデントはつきものです。例えば、私が受験生として入試に挑んだ時には次のようなアクシデントに見舞われました。
電車の乗り換えで迷う。
キャンパスの中で迷う。
試験開始十分前に教室に滑り込む。
腕時計を忘れる。
試験中におなかが痛くなる。
試験中に鼻血が出る。
得点源にするはずの数学で大失敗し動揺する。
周りの受験生の答え合わせが耳に入り、自分の答えと違ったため動揺する。
などなどです。ほかにも私の知り合いでは、受験票を忘れたり解答用紙を間違えたりする人もいました。
もしこれらのことが最初の入試で起きたら…皆さんパニックになってはしまいませんか?しかし、入試を何度か経験することによって入試というものを知ることができ、その結果こうしたアクシデントにも落ち着いて対応できるようになるのです。
最低1校は併願として受験する
上でも言ったように、最初の入試で自分の力を出し切るのはとても難しいものです。さらに最初の入試で大きなアクシデントが起こると、それだけで動揺しアクシデントを乗り切ったとしても試験に影響が出てしまうでしょう。
つまり、一番最初の入試が第一志望の大学になるというのは、かなりリスクの大きい賭けになってしまうわけです!だからたとえ受かっても入学しないとしても、第一志望校の前に少なくとも一校はほかの大学を受けて受験慣れするようにしてください!