魔法の杖にも劇薬にもなる受験期のスマホとSNS。正しい距離感と使い方
受験生のみなさんこんにちは。東京大学大学院のたまさんです。
Twitter 見すぎちゃう…
LINEの通知見なきゃ気が済まない…
気が付いたらこんな時間…!あ~もう勉強したくな~い!
ってシーン、みなさんご経験ありませんか?
Twitter、Facebook、LINE、Youtube、Instagram、スマホゲーム..など、受験生のみなさんを惑わすアプリはたくさんあります。今回はそんなSNSとの上手な付き合い方についてお話できればと思います!
ポイントは2つ!
1.SNSは使ってもいいけど、使う目的をはっきりさせるべし
SNSあるあるは、だらだら見がちです。
勉強の合間に気分転換のために見ているはずが、あっという間に20分も携帯触っていた・・・この間にいくら新しい単語覚えられたのか?と考えてしまうともやもやしながら勉強しちゃいますし、いったい休憩の意味ってなんなんだ!?となってしまいます。
だからこそ、SNSを使う目的をはっきりさせましょう!
リラックスのため、やる気を上げるため、ご褒美…等々自分なりの理由で意味のある時間にしましょう!ただの現実逃避で休憩してても、合格はできませんからね!
僕らの頃に比べて、クラスのほとんどの学生がTwitterやLineを使用しているという現状のなかだと、使うことが普通だったり、ネット上に書いたことをみんな知っているということが割とあることだとは思います。
しかもそれの確認作業って結構時間がかかったり、自分も話したくて、リプライしてみたり、、、そうすると会話が盛り上がって、余計に切り上げられなくなったり……うわSNSってやっぱりめんどくさ!(笑)
とりあえず休憩だからスマホでもみとくか・・・という理由でもいいですけど、しかし、せっかくの休憩なら気持ちよく休みたいものです。
僕なりの休憩の意味は、とにかく楽しむことでした(笑)
受験勉強はやることは勉強ただひとつのみとは言え、精神的にも肉体的にも疲れたりします。僕は3科目受験だったので、一科目の勉強がおわるごとに休憩を挟んでいました。
特にしていたこととは、Youtubeでサッカーのハイライトをよく見ていました。オオオオオとか言いながら見ていたので、黙りながら勉強していたのとは対照的だったのが、意外とスッキリできていました(笑)。
あとは、歌うことですね(笑) Youtube で好きな歌を聞きながらリラックスしていました。声を出すのは 本当にいいみたいです。
参照: http://matome.naver.jp/odai/2137775606856057401
受験期はこんなこと意識していませんでしたが、まさかほんとに効果があるとは…(笑)
なので、Youtubeで一曲聞いたら、休憩終わりでいいかーとか、1試合のハイライトみたら終わりでいいや、などの切り替えもスムーズにできました☆
Twitterに関しては、あまり叫ぶというのはできないかもしれませんが、面白いつぶやきをするアカウントをみて、笑っていました。~botとかそういうやつです、いろんな回botお勧めです(笑)
SNSの移り変わりと付き合い方
僕の頃は、mixiからちょうどTwitterへと、SNSの潮流が移り変わるころで、LINEも登録していた人がほとんどいなかったような気がします。むしろ大学生になってからまともに使うようになった気がします。
その点そもそも僕らの頃はSNSが今に比べて全盛ではなかったことも幸運だったようにも思いますが、Twitterはよく使っていたのを覚えています。
当時の使い方は、休憩時間に確認し、思っていたことをいっきにつぶやきまくるというものでした(笑)
それ以外の時間はほとんど確認しなかったです。(というかタイムラインにほとんど情報が流れてこないので、あまり見る必要がなかったということでもあるのですが笑)
勉強するときと、休憩してSNSを見るときとしっかりわけていたから、連続でつぶやくということになっていたのですが、おそらくそんな使い方はメジャーではないようにも思います(笑)
受験期はSNSを完全に辞める受験生も
一方で僕が教えていた学生たちをみると、受験勉強を本格的に始めた時に、SNSの利用を完全にやめる人や、そのまま使い続ける方がいます。それはそれで個人の自由だと思いますし、SNSを辞めたら必ず合格できるという保証もありません。同時に続けていると落ちるということでもありません。
ただ事実上、現在のほとんどの若い人がSNSをなんらかの形で利用いている中に、一人だけ使っていない状況は不安になったり、変に気になったりするということもあります。
ただ大事なことは、あなたにとって合格するために今すべきこととは?という自問自答をすべきだと思います。僕自身、休憩しすぎてしまったり、勉強しない日もありました。
でも、もしそうなら、その分やればいいだけですし、点数を取ればいいのです。合格するための休憩であって、合格のための勉強を少しでも快適に過ごすために休憩を挟みます、そのときSNSはあなたの中でどのような目的をもっていますか?もう一度確認してみましょう。
日曜日という大きな休憩について
日曜日という世間でいうところの休日には、大好きなサッカー中継があるため、日曜日自体が常にこの2時間の休憩時間が既に入っていて、どのようにマネジメントするのかということが大きな課題でありました。
実をいうところ、3年次は日曜日丸一日休憩として勉強をあまりしていませんでした(;^ω^) サッカーの中継の前後に、ウイイニングイレブン(サッカーのゲーム)をやりつくすという始末でした…
ただ、その分平日やる!という風に平日に対してのご褒美という風に一日を設けていました。それでも休みすぎな気もしますが(;^ω^)
とはいえ、日曜日は一日中勉強できる日であり、多くの受験生が8時間~12時間(それより多い人も!)勉強しているのも事実です。特に知識量で得点が伸ばせる科目においては、時間はとても大切なものです。
しかし、僕自身が一年生のころからコツコツ勉強していたこともあり、勉強にとって大切なことは時間量ではなく、質ということを気づいていました。つまり12時間勉強したとしても得点が全く取れていなかったら、意味がありません。
3年生の頃は平日に4~6時間ほど勉強し、日曜日は主に休みつつ、一週間のうちに発見したことを見直したり、その週にもっとできたであろうこと、来週以降すべきことを確認する時間は必ず確保していました。
新たに問題を解くというわけではなく、休みつつ一週間での自分が何を学び、次に何をいつまでに学ぶべきなのかを整理するとして、大きな休憩の日曜日を位置づけたことで、平日にその分やらなければならないと意気込むことができていました。
思い返すと、それくらいの余裕をもって取り組めたことも精神的に疲れすぎないことの理由の一つだったような気がします。
スマホに溺れたある受験生のお話
あえてですが、目的もなくただの現実逃避で、Twitter、2ch、パズドラを現役時からやりまくっている知り合いについて書いておきたいと思います。一種の警告だと思ってください笑
ある年の2月19日といえば、早稲田の試験真っ最中に、彼はパズドラをやっていたようです。さすがに試験期間中は僕もゲームはやりませんでしたが、彼はがっつりやっていたようで、5日後にはランクが235くらいになっていました(笑) 結果的には彼は早稲田に落ち、一浪しても早稲田におち、現在には三浪しています...
はぁーマジで眠いなんて言える余裕があったこの瞬間に、今の状態を予測することができていたならば、きっとこんなことはしていなかったでしょう。
今の自分が生きている時間は、過去に失敗した自分がタイムリップして、今をやり直しているとしたら・・・?ということです。受験においてもそれは同じです。
自分がやるべきことを常に考えなければならないということを教えてくれます。僕も早稲田に受かっていなかったら、きっと日曜日はサッカーなんて見てるんじゃなかった・・・と後悔していたはずです!みなさんも休憩の意味を各自で用意しましょう!
2.スマホのONとOFFを切り替えさえしっかり守れば大丈夫!
休憩中でだらだらやりすぎてしまうのは、勉強のONとOFFの切り替えがうまくできていないからです。休憩の時間を決めることはもちろん、休憩の場所まで決めてしまうといろいろとはかどりますよ!
休憩のタイミング
中学校、高校と授業の合間の休憩時間は10分だったはずです。この6年間に身体は「休憩は10分」という感覚を身に付けているはずです。授業が始まってしまえば、「もっと休憩した~い」なんてことは思わなかったはずです。変に長く休んだりするからこそ、あ~勉強するのめんどいという怠け癖が登場してくるのです。
学校のチャイムは、ただ時間を知らせるだけではなく、切り替えていけ!という強烈なメッセージが実は込められているということです。試験の始まりのチャイムで一斉に皆が答案用紙をめくるように、ただの音じゃあないんです。学校で勉強している人はぜひ、これを利用してみてください!そうすると、だらだらツイッターみちゃうなんてことはしないはずなので!
また人間の記憶というものは、残酷なようで、20分経つとさっきまで新しく覚えたことの40%近くを忘れてしまうそうです。(エビングハウスの忘却曲線)だからこそ、10分以上休むとなるとそのリスクが高まるわけであり、頑張った過去につばをはく結果になってしまいます…
だからこそ復習が大事だ!と言われるわけですが、受験生にとっては勉強の量と質を高く保つためには、学んだことを正確に覚えきるということが大事です。だからこそこの休憩は長すぎないことがポイントです!
勉強するだけの場所、スマホを使ってもいい場所
机の前や教室は勉強するための場所ならば、そこでは極力携帯を見ないようにしましょう! そこは勉強するための場所なので、携帯を使う場所も決めてしまえばいいのです。
僕の高校は携帯は常に電源OFF、使っていたら没収という学校だったので先生の目を盗める学校のトイレで、ちらっとみたり、使ったりでしたが、これによって勉強する場所としない場所の区別がつくので、簡単に気持ちを切りかえることができます。勉強するときはする、しないときはしないという切り替えをすることによって、余計なストレスを感じないだけでなく、休憩で本当に一息つけます。
以上が、SNSとの上手な付き合い方ポイント2つでした!全ては合格のためです。さきほどの彼のように二浪時になってようやく自分の怠惰さに気づいてからでは遅いので、いまできることをやりましょう。